3月7日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグは第3節を終え、2勝1敗と好スタートを切っている。8日には横浜FC戦から中3日の日程でアウェーでのYBCルヴァンカップグループステージ第1節柏レイソル戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「重要な3つのタイトルのうちの1つ」

 J1リーグ戦と並行して、新たな戦いが幕を開ける。2015シーズン(当時の大会名はJリーグヤマザキナビスコカップ)以来の聖杯奪還を目指して、YBCルヴァンカップに挑む。まずは3月8日に敵地・三協フロンテア柏スタジアムでのグループステージ第1節柏戦に臨む。

「うちの場合は試合に出るべき若い選手がたくさんいます。僕もそうだったように、ルヴァンカップを足掛かりとして、スタメンだったり、あるいはその先だったりにつながる選手がいる大会ですので、今大会もそうなるように(監督として)マネージメントしたいと思っています」

 7日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように自身の経験を踏まえてYBCルヴァンカップについて言及する。10番を背負う荒木遼太郎をはじめとする二十歳前後の若手選手の活躍を促し、チームの底上げを図るうえでも重要な大会となる。

「僕たちは今年、とにかくタイトルを取らなければいけません。重要な3つのタイトルのうちの1つですから、いいスタートを切って、まずはグループステージ突破への重要な勝ち点3を取りたいです。また、チームはここまでのJ1リーグ3試合で大きな手応えを得て進んでいますので、さらにもう一歩、二歩と進んでいけるような試合にしたい。特に横浜FC戦のような戦いを、また違うメンバーでもできるようにしたいです」

 J1リーグの開幕戦(京都戦)、前節の横浜FC戦に続き、深紅の戦士たちがアウェーの地で勝利を目指す。