2023シーズンのJ1第2節が各地が開催された。日産スタジアムでは横浜FMと浦和レッズが対戦。前半にアンデルソン・ロペス、試合終了間際にヤン・マテウスがゴールを決めた横浜FMが開幕2連勝を飾った。

上写真=先制点ゴールをスコアした横浜FMのアンデルソン・ロペス(写真◎J.LEAGUE)

■2023年2月25日 明治安田生命J2リーグ第2節(@日産ス/観衆34,035人人)
 横浜FM 2−0 浦和
 得点:(横)アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウス

自分たちのメンタルの強さが出ていた(マスカット監督)

 ホームチームが見事な崩しで先制した。左サイドを上がった永戸から送られたクロスを西村が折り返し、最後はA・ロペスが頭で押し込んだ。浦和守備陣を揺さぶって決めたゴールは、横浜FMの理想形と言えた。

 幸先の良いスタートを切った横浜FMはその後もボールを握り、試合を進めていく。浦和のプレスを巧みにかわして攻め筋を探った。

 だが、ボールは運ぶが追加点を奪うことができず、前半の終盤に差し掛かると逆に浦和にカウンターを許す展開になる。テンポが上がらず、好機を逸するあたりは、まだまだJ1を制した『本来の姿』ではないのだろう。

 一方の浦和は、リンセンに代えて興梠を投入した後半のスタートから積極性を示してみせた。興梠が前線で起点となり攻めのスムーズさは増した。ただ、ゴールを生むまでには至らない。マチェイ・スコルジャ監督も後半開始時の内容には手応えを口にしていたが、フィニッシュの場面で精度を欠き、開幕戦同様にネットを揺らせない時間が続いた。

 浦和にとって悔やまれるのは、この時間帯に得点できなかったことだった。70分過ぎから立て続けにメンバー交代した横浜FMが徐々にペースを握り返すことに成功する。そして89分、ついに2点目をスコアしてみせた。右サイドの連動したプレスによって上島が相手のパスをカット。そこから複数人が絡んで左に展開すると、最後はマテウスがゴールに蹴り込み、勝利を手繰り寄せた。

 横浜FM本来の力を出したとは言えないながらも、きっちり勝ち点3を積んでみせるあたりは、王者の王者たるゆえんだろう。

「前からのプレスというところではうまくいかなかった。ですが、自分たちのメンタルの強さが出ていたと思います。特に2点目はいい部分が出たと思います」

 ケヴィン・マスカット監督はそう言って勝利に胸を張った。

・横浜FMメンバー:GKオビ・パウエル・オビンナ、DF松原健(64分:上島拓巳)、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也、MF渡辺皓太、喜田拓也(84分:藤田譲瑠チマ)、西村拓真、FW水沼宏太(70分:井上健太)、アンデルソン・ロペス(84分:マルコス・ジュニオール)、エウベル(70分:ヤン・マテウス)

・浦和メンバー:GK西川周作、DF酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、明本考浩、MF伊藤敦樹(85分:松崎快)、岩尾憲、ダヴィド・モーベルグ(66分:関根貴大)、小泉佳穂、大久保智明、FWブライアン・リンセン(46分:興梠慎三)