明治安田生命J1リーグは今週末、最終節(34節)を迎える。優勝争いも残留争いも、すべてがここで決着することになる。今回も新スポーツくじ『WINNER』用に、サッカーマガジンWEBが注目する3カードをピックアップし、スコアを予想した。

上写真=川崎Fは最終節で逆転優勝し、3連覇を達成できるか。それとも横浜FMが2019年以来の優勝を手にするか?(写真◎Getty Images)

FC東京 vs 川崎F 予想:3-2

 多摩川クラシコで始まり、多摩川クラシコで終わるーー。2022シーズンは両チームにとって印象深いシーズンとなるはずだが、当然ながら笑って終わることが前提になる。今回ホームのFC東京は今季、監督が代わり改革元年と位置付けてスタイルも変えた。
 一方でアウェーの川崎Fは人を入れ替えながらも長いスパンでチームの完成度を高め、今季はリーグ3連覇を目指して戦ってきた。最終節を迎える段階で、その可能性を残してもいる。勝利を収め、同時刻に開催される神戸対横浜FMで首位・横浜FMが敗れれば、史上2クラブ目となるリーグ3連覇達成となる。
 開幕戦は川崎Fがレアンドロ・ダミアンのゴールでFC東京を1-0で下したが、今回は複数得点で決着するのではないか。負けないことよりも勝ちたい思いがピッチで表現されるのがこのダービーだろう。スコアは3-2。川崎Fが勝利をつかむと予想する。

浦和 vs 福岡 予想:2-1

 前節の横浜FM戦は1-4と不甲斐ない内容に終わり、浦和はリカルド・ロドリゲス監督が今季限りで退任すると発表。就任1年目に天皇杯に優勝し、2年目の今季はACL決勝を果たしたが、J1では振るわず8位と中位に甘んじたことが、決断の要因になったようだ。R・ロドリゲス監督のラストマッチになる福岡戦は、ホーム最終戦でもある。きっちり勝って締めくくりたいところだろう。ただ、相手の福岡も他チームの結果次第で「入れ替え戦」に回る可能性が残されており、負けるわけにはいかない。前半は浦和は重心を前に傾け、一方で福岡も前でボールを奪って攻め切る展開を狙うと予想する。互いにアグレッシブに戦った結果、2-1で浦和が勝利を手にするのではないか。

磐田vs京都 予想:1-2

 前節で降格が決まった磐田だが、ホーム最終戦でもあり、負けてシーズンを終わるわけにはいかないだろう。モチベーションは高いはずだ。一方の京都は現在16位であり、勝ち点を積まない限り、「入れ替え戦」に回らなくてはならない。勝って、吉報を待ちたいところだ。前回対戦は磐田がアウェーで4-1と完勝。京都は退場者を出し、良いところなく敗れたと言っていい。持ち前のアグレッシブさが裏目に出た。とはいえ慎重に入ることがチームの本分ではない。ポイントは積極的にいくときとセーブするときのバランスだ。理想は立ち上がりから前がかりにいって早い段階でゴールを取り切り、ペースを握ること。持ち味を最大化して臨み、受け身にならずに時計の針を進めれば、勝ち点3の獲得に近づくはずだ。それができなければ、浮上は難しい。2-1で京都がリベンジするとみる。

その他のカードのスコア予想

◇札幌 vs 清水◎予想:2-2
◇鹿島 vs G大阪◎予想:1-1
◇柏 vs 湘南◎予想:1-2
◇C大阪 vs 名古屋◎予想:2-0
◇神戸 vs 横浜FM◎予想:2-2
◇鳥栖 vs 広島◎予想:1-0

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