写真◎KASHIMA ANTLERS
10月4日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは1日のJ1第31節FC東京戦に敗れ、リーグ戦では岩政監督体制になってから1勝4分け2敗と振るわない。それでも天皇杯優勝を目指し、5日の準決勝ヴァンフォーレ甲府戦に臨む。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
甲府は「うちと少し似ているところもある気がします」
10月5日の17時30分、カシマスタジアムでの天皇杯準決勝がキックオフを迎える。J2で戦う甲府との対戦に、岩政大樹監督は「リーグ戦はカテゴリーが分かれているが、天皇杯は関係ない。僕たちがJ1のクラブだというのは、リーグ戦の話。(天皇杯は)同じ条件です」と、あくまでベスト4のチーム同士の一戦であることを強調し、決勝進出、そしてタイトル獲得が懸かる大一番に向けて表情を引き締める。
直近の試合ではFC東京にホームで敗れるなど、リーグ戦では白星を手にできない戦いが続いている。対戦相手の甲府も天皇杯の成績とは対照的に、リーグ戦ではここ10試合で勝てていない。それだけに、岩政監督は「(甲府は)うちと少し似ているところもある気がします。チームとして狙っている形は試合のなかで出せていて、ただ、それが結果につながらない状況が続いています」と話すも、「選手たちは十分に戦えているし、達磨さん(吉田監督)のチームらしく構築されている印象があります」と警戒心を強める。
「(鹿島は)ゲーム支配を諦める必要もないし、自分たちがボールを持っていようとも、相手がボールを持っていようとも、90分間の中のできるだけ多くの時間を支配していくという目標のために、一心不乱に戦っていくことを宣言しています。(甲府戦も)何も変わらずにやるだけです」
勝利を目指し、岩政監督率いる鹿島が甲府との試合に挑む。