8月13日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節サンフレッチェ広島戦に敗れ、7日にレネ・ヴァイラー監督の退任が発表された。翌8日には岩政コーチの監督就任が決まり、新体制で14日のJ1第25節アビスパ福岡戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

福岡を警戒。「ルヴァンで結果を出した勢いがある」

 8月14日のJ1第25節福岡戦では、3月11日のJ1第4節神戸戦以来、5カ月ぶりに岩政大樹監督が指揮を執る。5カ月前はレネ・ヴァイラー前監督のチーム合流前で「監督代行」という形だったが、前監督の退任に伴い、次節は正式に「監督」としての初陣に臨むこととなる。

「(福岡は)今年はルヴァンも含めて何度も対戦している相手になります。コロナの影響を受けてメンバーなり、編成なりがかなり変わっていますが、ルヴァンで結果を出した勢いがあるチームなので、警戒をしなければいけません」

「監督」としての初采配を前に、岩政大樹監督はそのように福岡戦への意気込みを話す。12日にチームに合流した新戦力のエレケついても「思っていたよりも早く戦力になりそうだなという印象は持ちました。彼の長所をどんどん生かしてあげられるような形を早く見つけたい」と言及し、新たな体制でリーグ戦の残り10試合に向かっていく。

「(福岡戦は)皆さんの期待と不安のなかで始まる試合だと思います。その不安を払拭して、期待が大きくなるような試合をしたいなと思っています」

 鹿島は岩政監督のもとで逆転優勝に向け、14日の福岡戦から再び目の前の試合での勝利に挑む。