8月4日、鹿島アントラーズのアルトゥール・カイキが練習後のオンライン取材に応じた。7月30日に行なわれた首位の横浜F・マリノスとの天王山で0-2と敗戦を喫し、勝ち点差が「8」に広がった。逆転優勝を狙うべく、次は8月6日にJ1第24節サンフレッチェ広島戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうアルトゥール・カイキ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「コンパクトさを保ち、ボールを保持して、チャンスで慌てずに決めること」

 優勝争いを繰り広げるうえで、7月30日に行なわれた前節横浜FM戦は痛恨の結果となった。試合前の時点で勝ち点差「5」で追う首位チームに勝ってその差を縮めたいところだったが、逆に敵地で完敗して勝ち点差が「8」に広がった。

「F・マリノス戦は勝ち点3が是が非でも欲しかった試合でした。でも、非常に悪い結果に終わってしまった。結果的に勝ち点を得られなかったということが事実として残ってしまいました」

 アルトゥール・カイキはそのように前節の結果を受け止める。それでも、「ずっと残念がっていても、事は進まない」と前を向く。8月6日にホームで行なわれる次節は広島との一戦。「サンフレッチェもボールを保持することを好むチーム」という相手から、リーグ戦では7月2日の第19節柏戦以来となる白星を狙う。

「サンフレッチェに対し、チームとして組織的にコンパクトさをしっかりと保ち、ボールを保持して、チャンスを作ったときに慌てずに決めること。それを全員で意識していければ、またおのずと結果はついてくると考えています。サンフレッチェ戦に向けてしっかりと準備をすることができたので、いい形で次の試合を迎えることができると思います」

 逆転優勝への望みをつなげるために、17番を背負うブラジル出身のハードワーカーが広島との一戦に挑む。