7月12日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。前々節セレッソ大阪戦、前節北海道コンサドーレ札幌戦と2試合連続で引き分けた。リーグ戦の合間の13日には前節から中2日の過密日程の中、天皇杯ラウンド16ガンバ大阪戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

大黒柱の復帰を示唆。「鈴木優磨選手も帰ってきます」

 直近のリーグ戦2試合で未勝利。前々節C大阪戦では3失点を喫し、前節札幌戦は無失点で抑えたものの、攻撃のチャンスをほとんど作れず、引き分けの結果が続いた。7月に入ってから負けてはいないものの、攻守に安定した強さを見せることができていない中、13日には札幌戦から中2日の日程でG大阪との天皇杯ラウンド16を迎える。

「まず、勝たなければいけない大会だということで、相手よりも多くの点を決めなければいけないことが明白です。札幌戦では(攻撃が)うまく機能しませんでしたが、(G大阪戦は)鈴木優磨選手も帰ってきますし、勝つために選手たちと話をしています」

 レネ・ヴァイラー監督はそのように話し、G大阪との一戦を見据える。今季はリーグ戦、ルヴァンカップで計3度対戦しており、いずれも勝利を収めているが、「相手もまた違った形で、いい状態に仕上がってきている」と警戒心をゆるめない。

「(過去3度は)いい試合ができていましたが、後ろを振り返るのではなく、前を向いて、次の試合に向けて頑張っていきたいと思います」

 天皇杯の頂点に向け、今季4度目のG大阪戦でも勝利を狙う。