7月5日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。前節は柏レイソルとの接戦を物にし、2試合ぶりの勝利を挙げた。「声出し応援運営検証対象試合」として開催される6日のカシマスタジアムでのJ1第20節セレッソ大阪戦では連勝を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「チーム内の競争がすごく高い」

 7月2日の前節柏戦では、敵地で勝ち点3を手に入れた。その試合では本来、左サイドバックで起用されている安西幸輝がMFのポジションを任され、ここまでセンターバックでの起用が多かった三竿健斗は本職のボランチの位置に配置された。

「チーム内の競争がすごく高いなかで、サイドバックは新たな組み合わせもできると思うし、また、センターバックも(キム・)ミンテ選手がこの2試合、すごくいい出来だったので、三竿選手に本来のポジションでプレーしてもらうことも一つの選択肢になりました」

 鹿島を率いるレネ・ヴァイラー監督は、そのようにチーム状態の良さを強調する。また、「上田(綺世)選手が出ていってしまったことは事実ですので、ここからは彼がいない(戦い方の)プランをチームのために練っていきたい」と、1日にベルギーのクラブへの移籍が発表されたストライカーが不在となるなかでの戦いも見据える。次は2日の柏戦から中3日の日程で、C大阪とのホームゲームを迎える。

「(C大阪とは)すでに何度か対戦しているし、前節はフロンターレに勝利し、その前の試合では、ここ10試合、すごく調子のいい広島に対して終盤までリードをしていました。そういう意味では言葉で説明する必要もないくらい、強いチームだということでしょう。また厳しい試合になると思っています」

 リーグ戦2連勝を懸け、レネ・ヴァイラー監督と深紅の戦士たちが、今季4度目となるC大阪との一戦に挑む。