7月4日、鹿島アントラーズのエヴェラウドが練習後のオンライン取材に応じた。前節は柏レイソルとの接戦を物にし、2試合ぶりの勝利を挙げた。「声出し応援運営検証対象試合」として開催される6日のカシマスタジアムでのJ1第20節セレッソ大阪戦では連勝を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうエヴェラウド(写真◎KASHIMA ANTLERS)

上田移籍後の柏戦。「全員で“我々は強いグループだ”ということを示すことができた」

 7月2日の前節柏戦では、試合終盤に鈴木優磨が得たPKをエヴェラウドが確実に決めて、アウェーの地での接戦を制した。チームの主軸を担ってきたFW上田綺世の移籍が発表された直後の試合で2試合ぶりに勝ち点3を獲得し、首位の横浜FMを追走する。

「彼(上田)が出ていったことは、もう事実です。彼がいなくなってチームが大崩れするようだったら、このグループが弱いということになります。やはりグループ全体で戦ってこそ、タイトルを手にすることができる。今回の試合(柏戦)では、全員で“我々は強いグループだ”ということを示すことができたと思います」

 柏戦で決勝ゴールを挙げたエヴェラウドは、そのように試合を振り返る。今季のリーグ戦初得点を記録し、さらなるゴール量産にも期待がかかる点取り屋は、6日の次節C大阪戦に向けても意気込みを話す。

「(C大阪は)手強い相手です。我々はホームでプレーをするので、どんな形であろうと勝ち点3を取らなくてはいけません。(首位の)F・マリノスには勝ち点で3点離されているので、我々としてはもうF・マリノスに引き離されないために、やはり勝ち点3を是が非でも手にしなくてはいけないと思っています」

 背番号「9」が刻まれるブラジル人ストライカーの背中が、優勝を目指してまい進するチームを牽引する。