5月25日、明治安田生命J1リーグ第15節の川崎フロンターレ対湘南ベルマーレ戦の前に、旗手怜央が古巣川崎Fのサポーターにあいさつした。2021年12月にセルティック(スコットランド)移籍が発表された際にサポーターに直接、報告できなかっただけに、笑顔で懐かしいスタンドに手を振った。

上写真=200試合出場セレモニーでチョン・ソンリョンに花束を渡す旗手怜央。久々に等々力に帰ってきた(写真◎J.LEAGUE)

「いまの僕がいるのは川崎での2年があったから」

 スコットランド王者になった旗手怜央が、等々力に帰ってきた。5月25日のJ1第15節の試合前に等々力陸上競技場に登場すると、サポーターに向けて「こういう場はあまり得意ではないですが」と照れながら、あいさつ。

「セルティックに行く前にあいさつできなかったので、ここであいさつできてうれしく思います。2年と短い間でしたが、いまの僕がいるのは川崎での2年があったからです。(セルティックで)優勝できたのも、この2年があったからだと思っています」

 セルティックでは移籍直後から主力として大活躍、チームの2シーズンぶりのリーグ制覇に貢献した。その王者の風格を、古巣に伝える。

「これからも旗手怜央の応援をよろしくお願いします。そして、川崎フロンターレのリーグ3連覇をものすごく応援しているので、みなさんもぜひ応援をよろしくお願いします!」

 選手が入場したあと、川崎Fの守護神チョン・ソンリョンのJ1通算200試合出場を祝うセレモニーが行われたが、GKユニフォームを着てプレゼンターとして花束を贈呈した。チョン・ソンリョンに力強くハグされて照れ笑いだったが、久々の等々力を楽しんだようだ。