4月28日、鹿島アントラーズのクォン・スンテが練習後のオンライン取材に応じた。チームはJ1リーグ戦2試合で白星から遠ざかっているものの、23日のルヴァンカップ第5節大分トリニータ戦で快勝。勢いをそのままに、29日には敵地でのJ1第10節セレッソ大阪戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうクォン・スンテ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「歴史的な試合に出場できるのならば、とても光栄」

 鹿島にとって、4月29日のC大阪戦は歴史的な一戦となる。1993年5月16日のJリーグ開幕戦から数えて、リーグ通算1000試合目。「そのような歴史的な試合に(鹿島の)一員として出場できるのならば、とても光栄に思います。1000試合目も必ず勝って終わりたいです」と、GKクォン・スンテは言葉に力を込める。

「セレッソ大阪に在籍している選手はみんな、やはり能力がすごく高い。誰が出ても、強い戦力を保てているチームだと思っている」と、鹿島の守護神は相手の力に敬意を表す。だからこそ、「そこにしっかり勝てるような準備をしていきたい」と、強敵撃破へ最善の準備をして試合に挑む。

「アウェーでの大事な試合になります。リーグ戦の1試合としても勝たなければいけないことは分かっています。試合に勝つために、選手、スタッフ、みんなでいい準備をしていきます」

 鹿島のリーグ通算1000試合目を勝利で飾り、再び1位の座に就くために、韓国出身の背番号「1」がゴールを死守する。