上写真=グループステージ3連勝に向けて前日練習を消化した清水(写真◎CEREZO OSAKA)
「たくさん足を運んでほしい」
C大阪は2月23日のルヴァンカップ・グループステージ第1節で、アウェーでガンバ大阪に3-2で勝利。2-0で折り返した後半に2失点して追い付かれながらも、終盤に3点目を奪って勝ち点3をつかんだ一戦を、清水は「大阪ダービーということで、すごく大切な試合でしたが、同点に追い付かれながらも勝ち越せた。得点の取り方も、自分たちがやろうとしていることを出せて、後ろから見ていても素晴らしいゴールだった」と振り返った。
さらに3月2日の第2節、同じくアウェーでの鹿島アントラーズ戦も1-0で制した。「自分自身のプレーする回数は、そんなに多くなかったですが、チーム全員のハードワークがあったおかげで、ゼロで抑えることができた。チームとしても個人としても、大きな2試合になった」と語る2試合で勝ち点6を積み上げ、グループ首位に立っている。
京都サンガF.C.から完全移籍で加入した今季、明治安田生命J1リーグではキム・ジンヒョンが開幕からフル出場を続けており、「素晴らしいゴールキーパーであるジンさんのプレーを、練習でも試合でも、一番近くで見ることができている。そこで学ぶことは本当に多い」という。在籍14年目、長年C大阪のゴールを守り続ける守護神は、キャッチやパスなどで「こだわりが強く、自分自身の刺激にもなる。長くJ1で活躍してくることができた理由は、そこだと学べた」。ライバルと競い合いながら「少しでも近づけるように、日々100パーセントでトレーニングしている」と現状を説明した。
3月26日のルヴァンカップ・グループステージ第3節は、ホームで大分トリニータと対戦する。今大会初のホームゲームで、清水は出場すれば、ヨドコウ桜スタジアムでのプレーは初めて。これまでリーグ戦の控えとしてウォーミングアップした際に「観客席とピッチの距離が近いと感じた」と明かし、「いまは声を出せない状況ですが、後押ししてもらえそうな雰囲気のスタジアムだと感じている」と印象を語った。
大分は最初にプロ契約を締結し、プロデビューも果たしている古巣だが、「いまはセレッソ大阪の一員」との思いで臨む。今季ホームでの公式戦は未勝利とあって「ホームで一つでも多く、一緒に喜びたい気持ちがある。たくさんのサポーターの皆さんに足を運んでもらって、喜びを分かち合いたい」と初勝利に向けて意気込んでいた。