3月24日、鹿島アントラーズの和泉竜司が練習後のオンライン取材に応じた。チームは19日のJ1第5節湘南ベルマーレ戦で逆転勝利を収め、リーグ戦3連勝を果たした。ただ、ルヴァンカップではここまで未勝利。26日のグループステージ第3節ガンバ大阪戦で初勝利を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう和泉竜司(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「何よりもチームが勝つことが一番大事」

 J1リーグ戦ではここまで4勝1敗と好調を維持している。第2節川崎F戦で敗れたが、その他の試合では勝負強さを示した。3月19日に行なわれた前節の湘南戦も逆転勝利を収め、レネ・ヴァイラー監督合流後の初白星を手に入れた。代表ウィークのためにJ1リーグ戦は中断するが、26日にはホームでルヴァンカップ第3節のG大阪戦が控えている。リーグ戦とは対照的にルヴァンカップではいまだ勝利を挙げることができていないだけに、グループステージ突破を果たすためにも次戦で勝利を手に入れたいところだ。

「ルヴァンカップは2試合とも勝てていないので、次のガンバ戦はホームだし、絶対に勝利が必要になります。1試合1試合、目の前の相手に勝つことだけを考えるのは大事なことだと思うので、明後日のガンバ戦に勝つために、選手個々も、チームとしても、勝利に向かってしっかりとやっていくだけです」

 和泉竜司はそのように次戦G大阪戦に向けて意気込む。レネ・ヴァイラー監督の下で左サイドバックやボランチでも起用されているMFは、「2試合連続で出してもらっていることは、選手としてうれしいこと」と話しつつ、「試合に出ていても、出ていなくても、自分がやることは変わらない」と、どのような立場でも勝利のために最善を尽くす姿勢を崩さない。

「しっかり信頼してもらえるようなプレーをすることもそうですが、何よりもやっぱりチームが勝つことが一番大事。毎試合、同じ選手が出るとは限らないし、誰が出ても勝たなければいけません。そういうチームになっていくことで優勝やタイトルにつながっていくと思う。そのために今はすごくいい競争ができています。チームを勝たせるために自分もトレーニングをしているので、常にそういう意識で取り組んでいきたいです」

 常にチームの勝利を見据える背番号11が、今季のルヴァンカップ初勝利に挑む。