写真◎CEREZO OSAKA
セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、3月18日の練習後にオンライン会見で報道陣の質問に答えた。前節の今季リーグ戦初勝利がチームにもたらした影響や、さらなる成長につながる連勝への意気込みなどを語っている。
上写真=雨が降る中で前日練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)
「ホームで必ず勝ちたい」
C大阪は3月12日の明治安田生命J1リーグ第4節で、アウェーで清水エスパルスを下して今季リーグ戦初勝利をつかんだ。「全員で勝利を勝ち取れたのは、非常に大きなことだった」と振り返った小菊監督は、ホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する19日の第5節について「前節の勝利で一気に中位(8位)まで順位を上げた。さらに勝てば、上位争いに駆け上がることができる。そういう意味でも非常に大切な試合」と語っている。
今季、JリーグYBCルヴァンカップではグループステージ2連勝の好スタートを切ったが、リーグ戦は第3節まで2分け1敗。それでも指揮官は清水戦の前日会見で「一つ結果が出れば、チームの成長スピードは間違いなく加速するし、いまの一体感が、より強固になることは確信している」と強調していた。
その後、実際に初勝利をつかんだ後の今週の練習では「1勝することの大きさを、あらためて強く感じた」という。「いつにも増して強度も集中力も高い中で、良いトレーニングができた」と明かし、「これをさらに加速させるためにも、ホームで必ず勝ちたい」と次節への意気込みを語った。
札幌はリーグ戦で開幕から4試合連続の引き分け。「ミシャさん(ペトロヴィッチ監督)が継続して積み上げて、攻守に独特なサッカーをする」と評し、「相手が攻撃で、どのような立ち位置を取るのか。また強度の高いディフェンスに対して、どのように私たちが前進していくのか、どういうゴールへのシナリオを全員で描くのか。そういうところがポイントになってくると思う」と分析した。