セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、3月5日にオンライン会見を行なった。今季リーグ初勝利を目指す6日のFC東京戦への意気込みや、開幕から光るプレーを見せている17歳のFW北野颯太への期待などについて語っている。

上写真=5日の練習で選手たちに指示を飛ばす小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

現状の選手層に手応え

 今季は開幕直後から週2試合ペースの戦いで、明治安田生命J1リーグとJリーグYBCルヴァンカップによる連戦は、5試合目となる6日のJ1第3節・FC東京戦で一区切り。ホーム開幕戦となった京都サンガF.C.との第2節は1-1の引き分けだっただけに、小菊監督は「前回は京都と引き分けて、セレッソファミリーの皆さんと喜びを分かち合うことができなかった。明日は5連戦の最後を勝利で飾りたい」と意気込みを語った。

 リーグ戦とルヴァンカップでメンバーを入れ替えながら、リーグ戦は2分け、ルヴァンカップは2連勝のスタート。「キャンプから今日まで素晴らしい雰囲気で切磋琢磨しながら、チームと個々の能力を上げてきている日々に、すごく感謝している」と現状を評した指揮官は、「レベルの高い競争が日々行なわれている。明日のメンバーを選ぶのは、うれしい悩み」と心境を明かした。

 選手層が厚くなっていることを象徴する存在の一人が、FW北野颯太だ。C大阪U-18所属の17歳は2種登録で開幕を迎えたのち、2月末にプロ契約を締結。ここまでの公式戦全4試合に出場し、2試合連続で先発したルヴァンカップでは、3月2日のグループステージ第2節・鹿島アントラーズ戦でプロ初ゴールを決め、1-0の勝利に貢献している。

 C大阪で長年アカデミーやトップチームに携わり、香川真司、柿谷曜一朗、南野拓実などC大阪U-18出身選手の10代からの活躍を見てきた小菊監督は、そうした名手たちと北野を比較して「遜色ない才能の持ち主だと、はっきり言える」とコメント。その上で「彼らにも困難な時期があった。今後の颯太にも苦しい時期、困難な時期は必ずあると思う。そういうとき、ブレずに努力し続けることができるか、自分の夢に向かって進んでいくことができるか、そういうことが大事になる。これからもクラブ、スタッフでサポートしながら成長を見続けていきたい」とエールを送った。

 また北野は、鹿島戦での素晴らしいプロ初ゴールの一方、その得点の前や、J1第2節の京都戦で、GKとの1対1を決められない場面があった。これについて「あれだけ決定機を作れることが、まず素晴らしい才能だと思っている」と自身の見解を述べた小菊監督は、「エラーを恐れず、積極的にトライする姿勢は、私が一番大事にしてほしかったところ。それが彼の良さだと思っているし、失敗から学ぶことはたくさんある。これからも、そういった姿勢で挑み続けてほしい」と期待を寄せている。

 6日に対戦するFC東京は今季、アルベル新監督が就任。「去年の良さと、新監督が求めているサッカーが融合していて、チーム力が高い」と相手の印象を語った指揮官は、「非常にタフなゲームになる。集中力、団結力、そういったところが結果に現れると思っている」とポイントを挙げた。