明治安田生命J1リーグが2月18日に開幕する。湘南ベルマーレは翌19日に柏レイソルをホームに迎える開幕戦だ。鹿島アントラーズで過ごした1年半は無駄ではなかったと話す杉岡大暉は、今年も湘南で勝負。その大きな覚悟を携えてピッチに立つ。

上写真=杉岡大暉は自慢の左足と鹿島仕込みの「相手を見る」サッカーで進化する(写真提供◎SHONAN BELLMARE)

「1年半が無駄ではなかった」

 湘南ベルマーレにとっても、杉岡大暉にとっても大事な1年が始まる。チームは昨季は16位フィニッシュ。ぎりぎりで残留を果たしている。8月に鹿島アントラーズから期限付き移籍という形で戻ってきた杉岡は、負傷もあり出場は8試合のみ。さらに移籍期間を延長して、今季いっぱいは湘南でプレーを続けることになった。

 鹿島では1年半、プレーしてきた。レギュラーで第一線で活躍、というわけにいかない悔しさを味わったが、無駄ではなかった自負がある。

「去年は戻ってきて試合に出させてもらっていて、自分の中で手応えがありました。なぜかというと、鹿島でしっかり練習していたからだと自分の中で整理できたし、1年半が無駄ではなかったことは試合に出て感じることができました」

 その手応えをさらに確かなものにする舞台に、もう一度、湘南を選んだ。

「試合に出ることは楽しくて、ケガをしてしまって悔しい中で、今年ももう1回、このチームでしっかり結果を残したいと思って決断しました」

 もちろん、その左足は錆びついていない。昨季途中に指揮官になった山口智監督の下で、守備はもちろん、攻撃にも絡んでいく。

「3バックなので、攻撃ではどんどん後ろから出ていくのが湘南の色で、いかに前に絡んでいけるか、そして、前の選手にどういうボールを配球していくかが大事になってきます」

 鹿島では「相手を見ながらサッカーをする」ことを学んできた。左足のパワーに、賢さも加えた。勝ち点55以上、5位以内を掲げるチームに、進化した姿を捧げたい。

「5位以内の目標を掲げてのスタートなので、そういう目で見られていると思います。開幕戦でしっかり勝つことによって今年は違うというところを見せたいし、覚悟を試合の中で見せられればいいと思います」

 相手は柏レイソルだ。昨季は15位とひとつ上。

「球際にこだわるチームで、ロングボールがシンプルにゴールに向かってくる」というのがその印象。「陣形をコンパクトにしてロングボールを蹴らせないこと、セカンドボールを拾うこと、相手の自由にさせないこと」を勝利のポイントに挙げた。

「可能な順位だし、簡単なことではないとは思いますが、やりがいのある数字だと思っています」

 5位へ向けた第一歩は、2月19日15時キックオフだ。