FC東京は17日、トップチーム選手3名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたと発表した。先週11日以降、6人の選手の陽性が確認されている。なお、クラブはJリーグのガイドラインに基づく活動内容と行動履歴により、今回の3選手に関して濃厚接触者はいないとしている。

上写真=3選手の新型コロナウイルス陽性が確認された(写真◎J.LEAGUE)

17日は陰性を確認した選手で練習

 FC東京は川崎フロンターレとの開幕戦を翌日に控えた17日、トップチーム選手3名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたと発表した。11日に1名、15日に2名の選手について陽性が報告されていたが、先週からこれまでに6名の罹患が確認されたことになる。

 今回の3選手について、当該選手Aは2月16日(水)にPCR検査を実施し、 同日に陽性が判明。この結果を受けて同日にクラブ独自のPCR検査をトップチーム関係者全員に実施したところ、当該選手B、 Cの2名の陽性が確認された。3選手ともに現在は適切な対策のもと、療養している。

 なお、クラブ発表によれば、Jリーグ新型コロナウイルス感染症ガイドラインに基づいた活動内容と行動履歴より、本件の濃厚接触者はいないとのこと。17日の練習では、クラブ独自の抗原検査を実施し、陰性を確認した選手・スタッフのみで行なった。

■当該選手Aの経過および症状
・2月15日(火):日中異常なし。クラブ独自の抗原検査→陰性。夜間軽度の倦怠感あり。
・2月16日(水):朝、のどに違和感と37.2度の微熱があったため、民間の検査機関でPCR検査を実施。同日にチームドクターの診療のもと新型コロナウイルス感染症の陽性判定となった。現在、適切な対策のもとで療養中

■当該選手Bの経過および症状
・2月15日(火):異常なし。クラブ独自の抗原検査→陰性。
・2月16日(水):夜に37.6度の微熱あり。当該選手Aの陽性判定を受けてクラブ独自のPCR検査を実施し、新型コロナウイルスの陽性判定となる。現在、発熱等の症状はなし。

■当該選手Cの経過および症状
・2月15日(火):異常なし。クラブ独自の抗原検査→陰性。
・2月16日(水):異常なし。当該選手Aの陽性判定を受けてクラブ独自のPCR検査を実施し、当該選手Bと同様に新型コロナウイルスの陽性判定となる。発熱等の症状はなし。