日本代表の活動を終えて、名古屋グランパスのキャンプに合流した中谷進之介が6日、オンラインで取材に応じた。長くチームを離れることになったが、不安はないという。代表活動で大いに刺激を受けて、高い意識で新シーズン開幕に向けて準備していく。

上写真=代表活動を終え、沖縄キャンプに合流した中谷進之介(写真提供◎N.G.E.)

チームのやり方の大枠はつかめています

 W杯アジア最終予選を終え、日本政府に定められたその後の待機期間(2日から5日間)を終えた6日、中谷は沖縄でキャンプを張るチームに合流した。ここから19日の開幕戦に向けて急ピッチで名古屋グランパスの中谷進之介として準備を進めていく。

「とにかく2週間後の開幕に向けて良いコンディションに持っていくことだけを考えています。個人的には一番良いコンディションで来られているんじゃないかと思っていますし、(代表でも)練習もできていました。すごく、暖かい沖縄での練習も楽しみです」

 1月17日から始まった国内組による日本代表の合宿でも、24日から海外組を交えたW杯アジア最終予選に向けた活動でも、トレーニング内容は強度は高かった。中谷自身、途中合流となるキャンプに不安はないという。現在のコンディションを上々だと言い切った。

 傍から見れば、今季から監督が代わり、新しいチームを構築する中で代表の活動のために長くチームを離れていたことはマイナスにも映るが、本人は「最初の1週間いられたので、大枠はつかめていますし、そこまで早く馴染まないといけないという思いはないし、焦りはない」ときっぱり。「(長谷川)健太さんが求めるハイプレッシャーというか、ラインを高くしてアグレッシブに守備をするというところはもう一度、自分の中でも確かめないといけない」としつつ、「ボールサイドと逆のセンターバックの立ち位置だったり、今までよりも細かい印象。自分の感覚で守っていたところが、ある程度定義づけされていれている」と変化をしっかり意識して取り組んでいくと話した。

 結局、追加招集された今回の代表活動では試合に出る機会がなかったが、自身の今後のキャリアについては大きな刺激を得たという。とりわけ中谷が強調した一つが、メンタリティーの部分だ。「最終予選の中で、彼らのメンタリティーというか、それは強いものがあると思いました。何が違うかと言えば、そこだと思います。最終予選のすごいプレッシャーの中で、やれるかやれないかは、そこだと思う。そしてもう一つ。国内組の活躍は大いに中谷のモチベーションを高めた。「谷口(彰悟)選手がJリーグでやっていて、あれだけのパフォーマンスができたということは、僕にとって刺激になりました」。今回の代表では吉田麻也、冨安健洋の2CBがケガのため招集外だった。代わって2試合でプレーしたのがドイツのシャルケでプレーする板倉滉と川崎フロンターレの谷口であった。

「やり続けることであったり、国内、海外という言われ方をしますけど、そんなの関係なしにパフォーマンスを出し続けるということが大事なんだなと改めて感じました」

 名古屋での日々のプレーが代表につながると間近で再認識することになった。

「やっぱり自分次第ですよね。(代表には)ある程度序列みたいなものはあると思いますし、それは今までの代表経験とかでもあると思う。ただそれは仕方ないとして、自分の番が回ってきたときに、今回のような不測の事態になったときに、パフォーマンスが発揮できるかだと思います」

 巡ってきたチャンスをいかにつかみ取るか。もちろん出番を得られなかったことは悔しいが、中谷の中で今回の経験は、次に向かう糧になっている。「チームとしてはタイトルが必要不可欠だと思っています。選手が抜けたにしろ、去年のルヴァンカップを獲ったというところで、毎年タイトルを獲れるチームになりたいと思っています」。タイトル獲得にしっかり貢献するを目指す。「この1年間、(高いレベルで)パフォーマンスを示し続けることが命かなと」。中谷はこれまで以上の強い気持ちと高いモチベーションで、シーズン開幕を迎える。