1月31日、鹿島アントラーズの関川郁万が練習後のオンライン取材に応じた。ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場で宮崎キャンプ中のチームはツエーゲン金沢、FC町田ゼルビアと2つの練習試合をこなした。残り1週間を切り、さらなるトレーニングを重ねていく。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう関川郁万(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「鹿島の1ケタを背負えるのは、ものすごく光栄なこと」

 1月24日に始まった宮崎でのトレーニングキャンプは1週間が経過した。ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場で練習を行なう鹿島は、ここまで金沢、町田との練習試合もこなしている。2月4日までにさらなる調整を進め、2022シーズンのJ1リーグ開幕へと向かう。

「監督、コーチ陣が代わって、選手も若返り、聖真くん(土居)がキャプテンになり、今、鹿島は変わるときなのかなと感じています。若いチームでタイトルを知らない人がたくさんいるので、ここで勝ちを取り続けて、勢いをつけられたらなと思います」

 31日のオンライン取材では、関川郁万がそのように開幕に向けた抱負を述べた。言及するように、長年にわたって鹿島を支えてきた30代の選手たちが昨季限りでチームを去り、今季は20代の選手がチームの軸となる。そのなかで、昨季終盤に存在感を放った21歳の関川は、新たな戦いに向けて背番号を「5」に変更した。

「鹿島の1ケタ(の数字)を背負えるのは、ものすごく光栄なことです。もちろん、結果への責任感とか覚悟を持ってやっています。もっともっと向上できたらいいです。今年こそ、タイトルを取りたい」

 鹿島の開幕戦は2月19日のアウェー・G大阪戦。新たなディフェンスリーダーが、流通経済大学柏高校時代から慣れ親しんだ番号を背負い、鹿島の最終ラインを支えていく。