上写真=鬼木達監督と新加入選手がサポーターとともに(写真提供◎川崎フロンターレ)
「26(フロ)周年」に全タイトルを!
川崎フロンターレにとっては大事な1年だ。今年がクラブの26周年。「フロ」の語呂合わせで、さまざまなイベントで盛り上げていく。
新体制発表記者会見で注目だったのが、驚きの移籍となったチャナティップ。東南アジアの覇を競うスズキカップでタイ代表として大活躍、優勝、得点王、MVPと「3冠」の偉業を達成した。
新しく加入する川崎フロンターレへの大きな手土産になったが、1月1日までこの大会に参加していたため、会見は欠席。代わりにビデオメッセージを寄せた。
「このような機会を与えてくれた川崎フロンターレに感謝したいです。私はJリーグで最高のチームの1つと共に戦えることを光栄に思います。
また、北海道コンサドーレ札幌にも感謝したいです。4年間、私にいろんな機会を与えてくれて。
新加入選手として全力を尽くしたいです。優勝するためにプレーし、チームと共にJリーグチャンピオンになりたいです」
優勝への意欲はもちろん鬼木達監督も同じだ。力強い言葉で、会場に集まったファン・サポーター901人とライブ配信を見ていた人たちに共闘を訴えた。
「Jリーグの3連覇を目指すことと悲願であるACL制覇を軸に戦いたいと思います。3連覇のところは、2017年と18年の連覇のあと、19年に残念ながら届きませんでした。だから、自分の中ではやっとスタートラインに立てた思いです。3連覇は簡単ではありませんが、これに挑める権利があるのは自分たちで、そこにまず全力で力を注ぎたいと思います。そして、クラブの悲願であるACL優勝は簡単なミッションではないですが、現場としてはこんなにやりがいのあることはありません。ぜひ力を貸してほしいと思います。
ルヴァンカップと天皇杯では昨年悔しい敗退をして、結局すべてのタイトルということになりますが、すべてに全力を注いでタイトルにこだわり続けたいと思います。こだわったこからこそいまのフロンターレがあるので、いいときだけではないと思いますが、応援してくれればと思います。
今年のミッションを達成するには選手だけではなくサポーターのみなさんやクラブのみんなが力を合わせないと難しいと思います。ここから1年、よろしくお願いします。川崎から日本サッカー盛り上げるように頑張っていきましょう」
新加入選手も紹介され、チャナティップのほか瀬古樹、早坂勇希、佐々木旭、松井蓮之、永長鷹虎、五十嵐太陽がそれぞれあいさつしたほか、新しく就任した高桑大二朗GKコーチもビデオでコメント。新しい体制で改めて全タイトル制覇に挑んでいく。