セレッソ大阪は7日、徳島ヴォルティスから鈴木徳真が完全移籍で加入すると発表した。2019年に徳島すると翌年にはJ1昇格に貢献。2021シーズンは32試合に出場していたボランチで、リーダーシップも備える。

上写真=C大阪加入が決まった鈴木徳真(写真◎J.LEAGUE)

感動と喜びを分かち合えるように

 C大阪に徳島から新戦力が加わることになった。前橋育英から筑波大に進み、2019年に徳島で入団した鈴木徳真だ。2020シーズンには38試合、2021シーズンは32試合に出場し、主軸を担った。

「はじめまして。徳島ヴォルティスから加入しました鈴木徳真です。このチームでタイトルが獲れるように全力でプレーします。ファン・サポーター、セレッソ大阪に関わる皆さんと多くの感動と喜びを分かち合えるよう頑張ります。よろしくお願いします!」

 C大阪は昨季、ルヴァンカップの決勝で敗れ、天皇杯も4強で敗退。ACLもラウンド16で涙をのんでおり、新シーズンはタイトル奪取が大きな目標になる。クラブの目標達成に力を尽くすと鈴木は誓った。

 また、3シーズンを過ごした古巣・徳島のファンサポーターへ以下の通り、メッセージを送っている。

「岸田社長をはじめとするスタッフの皆様、監督、コーチ、選手の皆さん、スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、徳島ヴォルティスに関わる皆様にこの場を借りて感謝を伝えさせていただきます。3年間本当にありがとうございました。徳島で過ごした日々は、僕に大きな影響を与えてくれました。サッカー人生初の挫折をし、真摯に自分と向き合う大切さや準備がどれだけ重要なのか、どのように過ごしたら自分を変えていけるのかを毎日考えていました。その時間を過ごす中で、もっと上手くなりたい、もっと成長したいと考えるようになりました。心の部分と技術の部分を大きく成長させてもらったと思っています。
 嬉しい時も苦しい時もヴォルティスに関わる皆様の支えがあったからこそ、毎日一歩ずつ前に進むことができました。本当にありがとうございます。徳島ヴォルティスでプロサッカー選手のキャリアをスタート出来たことを誇りに思っています。この素晴らしいクラブで経験したことを活かして、これからも成長していきたいと思います。3年間本当にありがとうございました」

■鈴木徳真(すずき・とくま)
・生年月日:1997年3月12日
・出身地:栃木県
・身長/体重:168cm/64kg
・ポジション:MF
・経歴:大谷東FC→FC古河→前橋育英高→筑波大→徳島