上写真＝汰木康也が神戸でアジア制覇を狙うことに（写真◎J.LEAGUE）
「いろいろと悩み、考えた上でこの決断を」
ヴィッセル神戸がライバルからドリブラーを引き抜く格好になった。浦和レッズから獲得したのが、汰木康也。独特のリズムのドリブルで主に左サイドからゴールに向かうスタイルで成長し、2020シーズンから2年連続でリーグ戦で30試合出場を果たしてきた。
「ヴィッセル神戸に関わる皆さん初めまして。汰木康也です。
多くのタイトルを獲得する、それに貢献する為に来ました。
宜しくお願いします」
神戸はJ1で3位に入ってAFCチャンピオンズリーグ（ACL）の出場権を獲得しており、アジア制覇に向けて着々と補強を進めている。
同じく、天皇杯で優勝してACLの出場権を手にした浦和は主力を引き抜かれることになったが、こちらも続々と補強しており、同じくアジアの頂点を目指す。その浦和のファン・サポーターに汰木は感謝のあいさつ。
「浦和レッズに関わる全てのみなさん。このたびヴィッセル神戸に移籍することになりました。
3年間お世話になりました。
小さいころからマリノス一筋でサッカーをしてきた僕が、初めてマリノス以外のクラブで唯一かっこいいと憧れていたクラブが浦和レッズです。レッズのエンブレムを付け、素晴らしいスタジアムで日本一熱いファン・サポーターのみなさんの前でプレーできたことは、僕の一生の財産です。
今シーズンは多くの試合に出場しタイトルも獲得できましたが、悔しい思いもたくさんしました。いろいろと悩み、考えた上でこの決断をしました。自分の目標のため、応援していただいている方々のためにも最大限のチャレンジをしたいと思います。ありがとうございました」
汰木康也（ゆるき・こうや）
■生年月日：1995年7月3日（26歳）
■身長/体重：183cm/70kg
■ポジション：MF
■出身地：神奈川県横浜市
■経歴：原FC（'02～'03）- 横浜F・マリノスプライマリー（'04～'07）- 横浜F・マリノスJrユース（'08～'10）- 横浜F・マリノスユース（'11～'13/'13は2種登録としてトップチームに登録）- モンテディオ山形（'14～'18）- 浦和レッズ（'19～'21）
■出場記録
J1：70試合5得点
J2：91試合6得点
J3：18試合1得点
リーグカップ：15試合1得点
天皇杯：16試合2得点
ACL：5試合0得点
■獲得タイトル：天皇杯（2021）
■代表歴：U-19日本代表（2014）