アビスパ福岡は12月26日、浦和レッズのMF田中達也を完全移籍で獲得したことを発表した。田中は中学生年代に福岡のアカデミーでプレーしており、それ以来の故郷への復帰ということになる。田中にとってはプロで6クラブ目の所属となる。

上写真=田中達也が故郷の福岡へ。浦和では1シーズンを戦った(写真◎J.LEAGUE)

「思っているような結果を残せずに」

 サイドアタッカーの田中達也が、次のステップを選んだ。2021シーズンは浦和レッズに加わり、背番号も11でかつての同姓同名のスターと同じと話題になったが、1年で故郷のアビスパ福岡に移籍することになった。

「来シーズンよりアビスパ福岡でプレーすることになりました田中達也です。
 およそ14年ぶりに、このチームのエンブレムを身につけてサッカーができること、地元福岡でプロサッカー選手としてサッカーができることをとても嬉しく思います。
 小学生からサッカーを始めた僕は、地元のプロサッカーチームであるアビスパ福岡に当たり前のように憧れ、応援していました。
 そんなアビスパのエンブレムを背負ってプレーできることになったジュニアユース合格の喜びは今でも覚えています。だからこそ、ユースに昇格できなかった悔しさや、ショックはものすごく大きなものでした。
 ですが、あの時の悔しさが、いつか絶対見返してやるという原動力となり、僕を大きく成長させてくれました。
 プロのサッカー選手となり、さまざまな経験をして成長し、ついに今回のアビスパからのオファーをもらえたことは、そのような経緯もあり、喜びも人一倍大きいです。
 その喜びをこれからはピッチで表現していきたいです。
 博多の男らしく、気持ちを見せ、恐れることなく戦っていきます。応援よろしくお願いします」

 故郷に戻っての次のスタートが楽しみだ。

 浦和では1シーズンのプレーとなり、リーグ戦で残したのは28試合出場4得点という数字。本人は納得いく結果ではなかったとするが、ファン・サポーターへの感謝を送った。

「浦和レッズを応援するファン・サポーター、そして関係者のみなさん1年間ありがとうございました。
 このたびアビスパ福岡に移籍することを決断しました。
 自分が思っているような結果を残せずに、チームを離れることは悔しく思いますが、浦和レッズという偉大なチームのファン・サポーターのみなさんの前でプレーできたことは幸せでした。来年は、対戦相手として埼玉スタジアムの圧倒的な雰囲気を感じながらプレーすることを楽しみにしています。1年間本当にありがとうございました」

田中達也(たなか・たつや)
■生年月日:1992年6月9日
■身長/体重:172cm/69kg
■ポジション:MF
■出身:福岡県福岡市
■経歴:Y-EAST(福岡)- アビスパ福岡U-15 - 東福岡高 - 九州産業大(2011~2013年にロアッソ熊本特別指定選手)- ロアッソ熊本 - FC岐阜(期限付き移籍)- ロアッソ熊本 - ガンバ大阪 - 大分トリニータ - 浦和レッズ
■出場記録
J1:84試合13得点
J2:95試合11得点
リーグカップ:17試合2得点
天皇杯:8試合1得点