浦和レッズは25日、完全移籍で複数のDFの加入を発表した。大宮アルディージャからDF馬渡和彰、サガン鳥栖からDF大畑歩夢、FC琉球からDF知念哲矢、そして鹿島アントラーズからDF犬飼智也が加わることになった。ここでは馬渡、大畑、知念のコメントを紹介する。

上写真=25日に浦和加入が発表された馬渡和彰(左)、大畑歩夢(中央)、知念哲矢(写真◎J.LEAGUE)

ボールの循環を促す左利きのDF

 馬渡は2021シーズン、大宮で41試合に出場した右サイドバック。正確なキックが持ち味で、2ゴール、7アシストの成績を残している。キャリアの中では左サイドバックやサイドハーフとしてもプレーしてきた。また、リカルド・ロドリゲス監督は徳島時代の2017年にともにJ2を戦った経験を持つ。

「浦和レッズのみなさんはじめまして。大宮アルディージャから移籍することになりました、馬渡和彰です。天皇杯優勝おめでとうございます。レッズの優勝を見て、自分もレッズの一員としてタイトルを獲りたいと強く思いました。そのために自分のできることをレッズで出し切りたいと思いますし、さらなる成長もしていきたいと思います。よろしくお願いします」

 大畑はプロキャリア2年目の2021シーズンに大きな飛躍を遂げた。30試合に出場(うち先発21試合)。左利きで、3バックのCBのほか、左サイドバックやウイングバックとしてプレーしてきた。

「浦和レッズのファン・サポーターのみなさん、サガン鳥栖から加入することになりました大畑歩夢です。浦和レッズのために全力でプレーし、タイトル獲得に貢献できるよう日々の練習から頑張ります! 応援よろしくお願いします!」

 知念も近畿大から加入したプロ2年目で成長を遂げたDFだ。昨季は27試合に出場した左利きのCBで、ビルドアップにさらなる磨きをかけたいチーム事情に合致する選手と言えるかもしれない。

「浦和レッズに関わる全てのみなさん、このたびFC琉球から加入することになりました知念哲矢です。小さいころから好きだった浦和レッズというクラブに加入することができ、とてもうれしく思います。浦和レッズの勝利、タイトル獲得のために自分の持っている全てのものを捧げたいと思い決断しました。レッズのために闘ってきた偉大な先輩方の名に恥じぬよう、そして、数々の功績を塗り替えられるように、魂込めて、熱く闘います。よろしくお願いします」

 鹿島から加わった経験豊富なCB犬飼も含め、ディフェンスラインの強化、層の拡充に余念のない浦和。ACL出場を見据え、3度目のアジア制覇実現のために着々と戦力を整えている。

■馬渡和彰(まわたり・かずあき )
・生年月日:1991年6月23日(30歳)
・出身地:東京都
・ポジション:DF
・身長/体重:175cm/72kg
・経歴:三宿中→市立船橋高→東洋大→鳥取→金沢→徳島→広島→川崎F→湘南→大宮

■大畑歩夢(おおはた・あゆむ)
・生年月日:2001年4月27日(20歳)
・出身地:福岡県
・ポジション:DF
・身長/体重:168cm/65kg
・経歴:小倉南FC→鳥栖U-18→鳥栖

■知念哲矢(ちねん・てつや)
・生年月日:1997年11月8日(24歳)
・出身地:沖縄県那覇市
・ポジション:DF
・身長/体重:178cm/70kg
・経歴:仲井真・真地FC→識名FC→石田中→長崎総合科学附→近畿大→FC琉球