鹿島アントラーズは12月24日、北海道コンサドーレ札幌から韓国人DFキム・ミンテを完全移籍で獲得することを発表した。4シーズン半、札幌で活躍した後、今季途中から名古屋グランパスに期限付き移籍して堅守の一角を担っていた。

上写真=キム・ミンテは今季途中に名古屋に移って、堅守を誇るチームを支えた(写真◎J.LEAGUE)

「コンサ愛はブレません!」

 キム・ミンテは187センチの長身と恐れを知らないハードな守備を誇るセンターバック。シーズン目を迎えていた北海道コンサドーレ札幌から、今年の8月に名古屋グランパスへ期限付き移籍。堅守を誇るチームにフィットして、ルヴァンカップで優勝メンバーになり、AFCチャンピオンズリーグでも体を張った守備で貢献した。

 期限付き移籍期間の満了に伴い札幌に戻り、そこから鹿島に完全移籍。鹿島は今季、わずかにACL圏内に届かず4位に終わったが、守備ラインの補強へ獲得に動いた。キム・ミンテは鹿島を通じて、「鹿島アントラーズの皆様、初めまして、キム ミンテです。タイトルを獲るためにやって来ました。応援よろしくお願いします」 とあいさつしている。

 移籍元となる札幌は、来日して最も長い時期を過ごしたクラブ。クラブを通じてファン・サポーターに感謝を伝えている。

「北海道コンサドーレ札幌のみなさま
 5年間ありがとうございました。札幌の選手じゃなくなっても、コンサドーレが好きなのは変わらないです。ブーイングをされてもコンサ愛はブレません! 言葉で伝えきれないぐらい感謝してます。また会いましょう!」

 名古屋では8月からの短い期間だったが、丸山祐市の負傷離脱を補って余りあるパフォーマンスだった。

「グランパスファミリーの皆さん
 4ヶ月という短い時間でしたが皆さんのおかげで奇跡のような時間を過ごせました。
 名古屋での僕の目標だったルヴァンカップ優勝、ACL出場、ACLでの母国である韓国遠征など素晴らしい経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
 皆さんの応援があったからこその結果だと思います。
 また、豊田スタジアムという素晴らしいスタジアムと素晴らしい雰囲気のおかげでどんな相手でも負ける気がしなかったです。
 そのスタジアムで素晴らしい選手たちとファミリーの皆さんと一緒に戦ったのは僕の財産です。
 たくさんの応援、本当にありがとうございました」

キム・ミンテ(金眠泰)
■生年月日:1993年11月26日
■国籍:大韓民国
■ポジション:DF
■身長/体重:187cm/84kg
■経歴:富平高 - 光云大 - ベガルタ仙台(2015)- 北海道コンサドーレ札幌(2017)- 名古屋グランパス(2021.8)
■出場記録
J1:139試合6得点
リーグカップ:32試合3得点
AFCチャンピオンズリーグ:2試合0得点
天皇杯:6試合0得点