ジュビロ磐田は12月23日、横浜FCからDF袴田裕太郎を完全移籍で獲得したことを発表した。袴田は磐田のアカデミー出身で、中学生年代以来の「復帰」ということになる。

上写真=袴田裕太郎は横浜FCで3シーズンを過ごして、新しい挑戦を始める(写真◎J.LEAGUE)

「もっと頼れる選手になりたい」

 袴田裕太郎はジュビロ磐田U-15出身。浜松開誠館高、明治大と進んで、2019年に横浜FCでプロキャリアをスタートさせた。3シーズンを戦って、満を持して古巣に復帰という形になった。

「横浜FCより完全移籍にて加入することになりました、袴田裕太郎です。
 小さい頃から憧れていたジュビロ磐田の一員になれたこと、これからサックスブルーのユニフォームを着て皆さんと一緒に闘えることに、とてもワクワクしています。
 この熱い気持ちをより高めていけるよう、まずは開幕戦に向けて邁進し続けていけるように頑張ります!
 ジュビロ磐田サポーターの皆さん、宜しくお願い致します」

 地元でのさらなる飛躍をそう誓った。

 横浜FCでは3年プレーして、思い入れもある。ファン・サポーターへの感謝の気持ちをこう伝えている。

「この度、ジュビロ磐田に移籍することが決まりました。この3年間は僕にとって、かけがえのない時間で、振り返ってみると、本当に沢山の思い出が頭の中に蘇ってきます。僕の幼少期からの夢であった、プロサッカー選手をスタートさせてくださった横浜FCに本当に感謝しています。そしてファン・サポーター、共に戦った仲間と過ごすことができた時間は僕にとっての誇りです。
 今季は思うような結果を出すことができませんでした。僕は、ディフェンダーとしてもっと頼れる選手になりたいと思っています。自分自身の更なる成長のために大きな存在になれるようにこの決断をさせていただきました。横浜FCファミリーの皆さん、嬉しいときも悔しいときも変わらぬご声援、本当にありがとうございました。最後になりますが、横浜FCの幸運を祈っております」

袴田裕太郎(はかまた・ゆうたろう)
■生年月日:1996年6月24日
■出身地:静岡県
■身長/体重:183cm/75kg
■経歴:浜松白脇サッカースポーツ少年団 - ジュビロ磐田U-15 - 浜松開誠館高 - 明治大 - 横浜FC
■出場記録
J1:55試合2得点
J2:14試合0得点
リーグカップ:4試合0得点
天皇杯:2試合0得点