名古屋グランパスは9日、長谷川健太氏が2022シーズンからトップチームの監督に就任すると発表した。長谷川新監督はガンバ大阪時代には三冠を達成し、2021シーズンも終盤までFC東京を率いていた。

上写真=名古屋の新監督に就任が決まった長谷川健太氏(写真◎Getty Images)

熱くアグレッシブなチームを創り上げていきたい

 名古屋はマッシモ・フィッカデンティ監督との契約を更新せず、2022シーズンから長谷川健太氏が監督に就任すると発表した。

「来シーズンより、名古屋グランパスの監督に就任することになりました。これからグランパスファミリーの皆さんと共に闘っていけることを非常に心強く、そして楽しみにしています。選手たちと真摯に向き合いながら、熱く気持ちのこもったアグレッシブなチームを創り上げていきたいと思います」(長谷川監督)

 新指揮官はFC東京時代にはルヴァンカップ優勝を成し遂げ、ガンバ大阪時代には三冠も達成。勝ち方を知り、勝負強いチームを作り上げることで知られる。ソリッドな守備とハードワーク、素早い切り替え、ファストブレイクとFC東京時代にチームを植え付けたものは、今季の名古屋と似ている部分もある。フィッカデンティ監督のもとで11年ぶりにタイトルを獲得した(ルヴァンカップ優勝)名古屋はその体制のまま来季を迎えると思われたが、契約満了で新体制に移行することとなった。

■長谷川健太(はせがわ・けんた)
・生年月日:1965年9月25日(56歳)
・出身地:静岡県
・選手歴:清水東高校→筑波大学→日産自動車サッカー部→清水エスパルス→常葉学園浜松大学監督→清水エスパルス監督→ガンバ大阪監督→FC東京監督