全38節で行われる2021明治安田生命J1リーグも、いよいよ11月27日に第37節を迎える。残念ながら11月20日の第36節で大分トリニータ、ベガルタ仙台、横浜FCの降格が決定したが、最後の1チームが残り2試合で決まることになる。27日にその可能性があるのは徳島ヴォルティスだが、さて。
上写真=徳島は湘南と熱すぎる直接対決へ。前回対戦は1-1のドローだった(写真◎J.LEAGUE)
徳島⚫️でも、清水も⚫️なら決まらず
今季は4チームが自動降格となるレギュレーションで、すでに11月20日の第36節で残念ながら大分トリニータ、ベガルタ仙台、横浜FCの降格が決定した。もう1チームが残り2試合で決まるが、現在、残留を争うのは3チーム。勝ち点36で15位の湘南ベルマーレ、同じ36で得失点差で16位になっている清水エスパルス、そして33で17位の徳島ヴォルティスだ。
このうち、27日の第37節で決まる可能性があるのが、徳島。昇格1年目でのJ2降格を避けるためには、まずはここで勝つか引き分けて最終節に持ち込みたい。
その相手はというと、湘南。残留をかけた直接対決だ。湘南からすれば、徳島戦に勝てば残留が決まるわけで、両者の思いが真正面からぶつかり合う、激しすぎる戦いになることは必至だ。5月の対戦では徳島が先制しながら湘南が追いつく展開で、1-1のドローに終わっている。
ただ、仮に徳島が負けても、負けただけでは降格決定とはならない。同じく残留を争う16位の清水の結果が関わってくるのだ。
清水は勝ち点36だから、引き分け以上で勝ち点を上積みすれば、4差以上がつくことになって、そこで清水の残留と徳島の降格が決定する。だが、清水も負ければ、徳島と3差のままで最終節に残留の行方は委ねられる。第37節の清水の相手は6位の浦和レッズ。4月の対戦では浦和が2-0できっちり勝利を収めている。
徳島と清水は得失点差が-20と-19でわずかに1差だから、まだ何が起こるかわからない。第37節はすべて14時キックオフだ。
J1リーグ残留争い 今後の予定
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点差 | 11月27日 | 12月4日 |
15 | 湘南 | 36 | -4 | 徳島 | G大阪 |
16 | 清水 | 36 | -19 | 浦和 | C大阪 |
17 | 徳島 | 33 | -20 | 湘南 | 広島 |