写真◎VISSEL KOBE/J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグは残り3節となった。すでに川崎フロンターレの優勝と横浜F・マリノスのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の3位以内が決まっている。この残り1枠を4チームが争う構図。11月20日の第36節で決まる可能性があるのはヴィッセル神戸だ。
上写真=ACL出場権の最後の1枠に最も近いのは神戸。11月20日に決まるか(写真◎VISSEL KOBE/J.LEAGUE)
横浜FCvs神戸、鹿島vs大分、G大阪vs名古屋
J1はACL出場権を手に入れる3位争いがヒートアップしている。すでに川崎フロンターレが優勝、横浜F・マリノスが3位以内を確定しており、残る枠はあと一つだ。
これを争うのは4チーム。第35節終了時点で勝ち点67で3位につけるのがヴィッセル神戸で、以下、鹿島アントラーズと名古屋グランパスが勝ち点62で並び、6位の浦和レッズが59で続く。
第36節は11月20日に一斉に行われるが、ここでは神戸に確定の可能性がある。神戸が最下位の横浜FCにアウェーで勝利を収めるのはもちろん、鹿島が18位の大分トリニータに引き分け以下、かつ、名古屋が13位のガンバ大阪に引き分け以下、という3試合の結果によって成立する。
横浜FC、大分はともに残留をかけて戦っているところ。条件次第ではどちらもこの節で降格が決定する可能性があるだけに、是が非でも勝ち点を奪いに来るはず。神戸と鹿島にとっては非常に難しい戦いになりそうだ。神戸対横浜FC戦では神戸の3位確定、そして横浜FCの降格という、残酷なまでの明暗が一気に分かれる可能性も出ている。
なお、ベスト4が決まっている天皇杯は、準決勝が12月12日、決勝が19日に行われる。J1を制した川崎Fも勝ち残っており、もしこちらも制覇すれば、天皇杯優勝チームが手にすることのできるACL出場権は、J1リーグ4位チームに与えられることになる。神戸はもちろん、そのほかの3チームも4位入りの可能性も見据えながら勝ち点を落とすわけにはいかない。天皇杯でベスト4に残っているほかの3チーム、浦和、セレッソ大阪、大分も優勝してACLへの挑戦を狙う。
J1リーグ3位争い 今後の予定
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点差 | 11月20日 | 11月27日 | 12月4日 |
1 | 川崎F | 85 | 47 | C大阪 | G大阪 | 横浜FM |
2 | 横浜FM | 75 | 46 | 浦和 | 神戸 | 川崎F |
3 | 神戸 | 67 | 24 | 横浜FC | 横浜FM | 鳥栖 |
4 | 鹿島 | 62 | 24 | 大分 | 鳥栖 | 仙台 |
5 | 名古屋 | 62 | 13 | G大阪 | C大阪 | 浦和 |
6 | 浦和 | 59 | 7 | 横浜FM | 清水 | 名古屋 |