明治安田生命J1リーグも残り5試合。FC東京は11月3日の第34節で清水エスパルスをホームに迎える。長谷川健太監督は5試合の出場停止処分が明けるレアンドロの出場も示唆。前節の鹿島アントラーズ戦で得た教訓をぶつけて、故郷のクラブからの勝利を誓う。

上写真=長谷川健太監督はセットプレーの守備を改善して清水戦に臨む(写真提供◎FC東京)

「積み上げてきたものを出す」

 レアンドロが帰ってくる。

 FC東京の攻撃のコントロールタワーだが、9月22日の名古屋グランパス戦で中谷進之介の顔を右ヒジで打つという危険な行為を犯して退場していた。さらに、Jリーグ規律委員会からの処分として3試合、クラブ独自の処分として2試合、公式戦計5試合の出場停止となっていた。

 それが明けて、11月3日の第34節清水エスパルス戦から出場が可能になる。長谷川健太監督も起用の可能性を示唆した。

「レアンドロも出場する準備はできています。チーム状態を見ながら、というところです」

 クラブとしても反省を促しながら、長谷川監督も残り試合での活躍に期待する。

「フェアプレーで戦うことは本人も口にしていますし、出場停止の期間で十分に反省したと思っています。スポーツはルールに則ってやるべきものですから、ルールを遵守して、彼の素晴らしいプレーをスタジアムに来てくれたファン・サポーターに見せてほしいと思っています」

 残り5試合は「積み上げてきたものを出す」という、これまでと同じ姿勢で勝利に挑む。反省としては、セットプレーからの失点が挙げられる。前節の鹿島アントラーズ戦ではFKから中央でヘッドで合わされて先制ゴールを決められた。「いいボールを入れられてというよりは、自分たちのエラーによって対応すべきところで対応できずに献上してしまった」と猛省する。

 だから、次の相手の清水エスパルスのセットプレーにも警戒を強める。

「清水のセットプレーは高精度で、クオリティーの高いセットプレーを仕掛けてくるチームだと思っています。キッカーにも素晴らしい選手がいますから、気をつけなければならない」

 一方で、鹿島からゴールを奪ったことに手応えも感じている。0-2で迎えた75分、左の長友佑都から右の中村拓海へと、サイドバック同士のパスで大きく揺さぶってから、センタリングを渡邊凌磨が教科書どおりのボレーシュートで仕留めた。

「リードされていたこともあって、両サイドバックが高い位置で攻撃を仕掛けていきました。鹿島がしっかりと構えた中で得点を奪うことができたのは、大きな収穫でした」

 セットプレーから甘さを排除し、レアンドロの復帰でパワーを増した攻撃で勝利を。5月のアウェーゲームでは0-3で完敗しているだけに、長谷川監督も故郷のクラブに「前回はアウェーでやられているので、ホームでリベンジしたいと思っています」と虎視眈々だ。