明日30日にルヴァンカップ決勝に臨む名古屋グランパスの守護神、ランゲラックが前日会見に出席し、意気込みを語った。来日4年目は初めてタイトル獲得のチャンスを迎えたGKは「必ず優勝したい」と強い決意を口にした。

上写真=優勝への熱い思いを身振り手振りで語ったランゲラック(写真◎J.LEAGUE)

積み上げてきたものが表れている

 名古屋の一員となって4シーズン目。どんなときも最後尾からチームを支え続けてきた。まさしく紆余曲折を経て、カップ戦ファイナルの舞台に立つことになったと言える。苦しい時間を乗り越えてきた守護神は、感慨もひとしおだろう。

「2018年、2019年はやはり厳しいシーズンでした。われわれにとっても挑戦すべきシーズンだった。ただそこから2年間を積み上げてきたものが今ここに出ています。そして次のステップに進みたいと思う。次のステップとは、やはりトロフィー(カップ)を獲得すること、優勝することです。明日、そのチャンスが来ましたし、必ずカップを掲げたいと思いますね。他のチームメイトも同じ思いだと思います」

 来日1年目の2018年も翌19年もチームは成績が安定せず、リーグ戦では50点以上の失点を重ねた。攻撃サッカーが機能しないことで、失点がかさんだ。すべてがランゲラックのせいではなく、チームの守備の問題も顕著だったが、GKとして悔しい思いがあったことは想像に難くない。

 だが来日3年目の昨季、前年途中から就任したフィッカデンティ監督のもとでチームの守備が大きく改善。その中でランゲラックも好プレーを連発し、総失点数は28で1試合平均で1失点以下という堅守の実現に貢献した。そして今年、チームは複数のタイトルを争った。ACLも天皇杯も準々決勝で敗退することになってしまったが、ルヴァンカップは決勝に進出。ランゲラックは「今年積み上げてきたものがいま出ていると思います。毎日のトレーニングでハードワークをこなし、しっかりと準備をしてきた」と、そんな充実したシーズンを送った証としてタイトル奪取を目指している。
 
「セレッソ大阪は危険な選手、攻撃力の高い選手がそろっていると知っています。ベンチもしっかり仕事をする選手ばかり。われわれはコンパクトに守備陣がまとまり、ソリッドなディフェンスをしたい」

 相手の攻撃陣をしっかり抑え、守備で好リズムを生んで攻撃につなげたいと試合のイメージについても守護神は語った。

「自分にとっては名古屋で初めてのタイトル獲得のチャンス。個人的にはオーストラリア、あるいはドイツでもタイトル獲得の経験はありますが、ワクワクしています」

 名古屋はこれまでも、何度も堅守によって勝利をつかんできた。明日のルヴァンカップ決勝でもそれは堅守がベースになるはずだ。GKランゲラックを中心にした守備で優勝に至る流れを作るーー。