サンフレッチェ広島は26日、2018シーズンより指揮を執ってきた城福浩監督が10月25日をもって退任になったことを発表した。2021シーズンの残り5試合については沢田謙太郎ヘッドコーチが指揮を執る。
上写真=2018年から広島の指揮を執っていた城福浩監督の退任が決まった(写真◎J.LEAGUE)
4年間、ありがとうございました(城福監督)
2018年シーズンから4シーズンにわたってチームを率いた城福監督が退任した。J1・33節を終えて10位。タイトル獲得を目指して臨んだシーズンだったが、ルヴァンカップ、天皇杯ともに敗れ、無冠に終わることが決定していた。
「このたび、サンフレッチェ広島の監督を退任することになりました。約4年間、良いときも苦しいときもありましたが、常にチーム一丸となって戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも心強いサポート、温かい応援をしてくださったファミリーの方々に深く感謝申し上げます。
今年、積み上げてきた成果を残り5試合ファミリーの皆さんにお見せしたい、そして喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念ではありますが、来年以降、チームがさらなる高みにいくこと、そして来る新スタジアムでのシーズンで優勝を争うチームになることを信じております。4年間、本当にありがとうございました」
公式HPを通じ、指揮官はコメントを発表した。城福監督の退任に伴い、残り試合は沢田ヘッドコーチが指揮を執る。
「今回、このような状況になったのもヘッドコーチである自分が城福監督を助けることができず、もっともっと何かできたのではないかと悔いが残っています。監督を任された以上、残り5試合は責任と覚悟を持ち、持てるモノをすべて選手に伝え、少しでもチームが良くなるように全力を尽くします」
一つでも上の順位でシーズンを終えるべく、力を尽くすと決意を示している。