上写真＝現在のチームは「いい状態にある」と語ったネルシーニョ監督（写真◎J.LEAGUE）
中断明けの成績は4勝1分け1敗
現在、チームは3連勝中。粘り強い戦いで勝ち点を積み上げている。リーグ中断明けは4勝1分け1敗（後半戦6勝1分け2敗）。しり上がりに調子を上げていると言っていい。好調を支えているのが、守備の安定だ。前節のFC東京戦では古賀太陽、上島拓巳、大南拓磨の3バックを中心に集中した守りで1-0の勝利を導いた。「（3人は）試合こなすごとに自信を持っていると思います。トレーニングをしっかりやっていますし、良い準備もしている。信頼を得て自分たちの立ち位置を確立しています」とネルシーニョ監督も充実ぶりを評価した。
「中断明けの（成績なら）順位は2位。つまり全チーム中、2番目に勝ち点を取れています。チームは非常に良い状況にあるわけです。ただ選手にも話しましたが、数字上はまだ降格する可能性がある。予断を許さない状況で、ここからチームとして上を向いてやっていこうと。下を見るのではなく上を見てやっていこうと取り組んでいます」
全体の順位も13位まで上昇した。降格圏の17位徳島との勝ち点差は10ポイント。一方で上を見れば、10位の札幌との差は6ポイント。18日に対戦する広島は11位で、柏とのポイント差は３。得失点差はあるものの、勝てば勝ち点で並ぶことができる。現在、中位につける柏にとってはある意味で上に行くか、下に行くかの分かれ目のような試合になる。
リーグは残り10試合となり、いよいよシーズンの終盤戦を迎える。指揮官は現在のチームについて「3連勝できたのはチーム状態が良いからだと思います。今はこの連勝を伸ばしていけると思えるぐらいの仕上がりだと言っておきます」とコメント。シーズンのクライマックスに向けて、しっかり勝ち点を積み上げられる状態にあるとした。「上を向いて」戦っていく準備は整い済みというわけだ。
「選手全員が献身的にレイソルのために準備をしてくれています。この雰囲気を維持できるようにしたい」
広島戦で目指すのは、もちろん勝ち点3。準備万端のチームで迎え撃つ。