8月20日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは18日に敵地での天皇杯ラウンド16でV・ファーレン長崎に逆転勝ちし、公式戦4連勝を挙げた。次はまたも中2日の強行軍でJ1第25節、ヴィッセル神戸とのアウェー戦に臨む。
上写真=前節の徳島戦で指揮を執る鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎J.LEAGUE)
「チーム全体で力を発揮できるように、そして相手を上回れるように」
7月24日のJ1リーグ第2節(延期試合)G大阪戦から、8月9日の第23節湘南戦、15日の第24節徳島戦、そして18日の天皇杯ラウンド16長崎戦で勝利を挙げ、公式戦4連勝と勢いに乗る。
中でも、敵地トランスコスモススタジアム長崎での長崎との“一発勝負”では、相馬直樹監督も「天候の影響で(試合が)中断にしてしまったり、あれだけ(雨)水でボールが止まってしまうような状況になった」と振り返るように、雨天の中で後半開始時間が遅れるハプニングもあったが、後半に3得点を重ねて逆転勝ちを収めた。9月1日のルヴァンカップ準々決勝名古屋戦まで続く、中2日、3日でのアウェー連戦を、まずは勝利でスタートさせた。
リーグ戦ではここまで勝ち点「41」を獲得し、3位につける。1位の川崎F、2位の横浜FMに迫っていくためには、この夏場の連戦で勝利を重ねていくことが必要になる。「どの試合も大事なことには変わりないのですが、神戸戦から(リーグ戦の)アウェー戦が続いていく中で、しっかりと勝ち続けていく。チーム全体でしっかりと力を発揮できるように、そして相手を上回れるように、と思っています」と、同じ勝ち点で並ぶ神戸も破って勢いを持続させたいところだ。
「相手の出方であったり、戦い方に対応することも大事なのですが、まずは我々の持っているものを出し切れるように準備していく。中2日という中で、今の最大限の力を精いっぱい出していけるように」
相馬監督率いる鹿島は3日前の長崎戦に続き、アウェーの地で再び勝利を目指す。