2021年8月14日、明治安田生命J1リーグ第24節が開催され、浦和駒場スタジアムでは浦和レッズが江坂任の移籍後初ゴールで競り勝ち、鳥栖を下した。浦和は4戦ぶりの勝利で6位に浮上した。

上写真=ゴールを決めた江坂任をチームメイトが祝福(写真◎J.LEAGUE)

■2021年8月14日 明治安田生命J1リーグ第24節(@浦和駒場/観衆4,704人)
浦和 2-1 鳥栖
得点:(浦)明本考浩、江坂任
   (鳥)山下敬大

・浦和メンバー:GK西川周作、DF酒井宏樹、岩波拓也、槙野智章、西大伍、MF田中達也(72分:関根貴大)、平野佑一(81分:柴戸海)、伊藤敦樹、大久保智明(81分:汰木康也)、FW江坂任(90+3分、アレクサンダー・ショルツ)、明本考浩

・鳥栖メンバー:GK朴一圭、DF飯野七聖、島川俊郎(40分;ファン・ソッコ)、エドゥアルド、大畑歩夢(70分:中野伸哉)、MF樋口雄太、白崎凌兵(59分:小泉慶)、仙頭啓矢(70分:岩崎悠人)、中野嘉大、小屋松知哉、FW山下敬大(70分:酒井宣福)

「前からプレスをかける狙いがうまくいった」(ロドリゲス監督)

 立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、先にチャンスをものにしたのはホームの浦和だった。0-0で迎えた36分、槙野智章の鋭い縦パスを江坂任がダイレクトではたいて裏へ流すと、走り込んだ明本考浩が右足でゴールネットへ。得意の左足ではなかったものの、巧みにコーナーを突いて2試合連続ゴール。浦和は先制点で勢いに乗りたかったものの、一瞬のスキを突かれてしまう。前半終了、1点を追う鳥栖は自陣から丁寧にパスをつないで右サイドへ展開。飯野七聖のクロスを小屋松知哉がコースを変え、最後は素早く反応した山下敬大が同点ゴールをマークした。あっさりと振り出しに戻し、ハーフタイムへ。

 後半の入りから浦和は相手に主導権を握られ、最終ラインの槙野を中心に耐える時間が続いたものの、終盤に流れを引き寄せた。セットプレーの流れから明本がPKを誘発。84分、ボールをセットした江坂が右足で強烈なシュートを叩き込んで、勝ち越しに成功した。終了間際には新加入のCBアレクサンダー・ショルツを投入し、しっかり逃げ切った。

 リカルド・ロドリゲス監督はチームに合流して間もない酒井宏樹、平野佑一を先発起用するなど、前節から大胆にメンバーを入れ替えて、4試合ぶりの白星を手繰り寄せた。前線から強力なプレスをかけるための先発メンバーを選び、明本のFW起用もうまくはまり、満足げな表情を浮かべていた。

「前からプレスをかける狙いがうまくいき、ゴールを取れました。最後の最後で大事な勝ち点3もものにできました」

 一方、鳥栖の金明輝監督は紙一重で敗れたことを強調し、悔しさをにじませた。

「勝ちに値するゲームでした。われわれのスタイルが通用しなかったわけではない。最後のPKもスタジアムの雰囲気でもっていかれたような感じもしました。ただ、言い訳になるので、負けは負けで捉えていきます」

取材◎杉園昌之