8月14日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームはJ1リーグの前節で湘南ベルマーレとのアウェーゲームに競り勝ち、2連勝中。15日には、6月27日以来となる本拠地カシマスタジアムでの第24節徳島ヴォルティス戦に臨む。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「もう一度、初心を思い出すようなゲームにしたい」

「この夏のホームゲームは、今月は唯一になります」と相馬直樹監督が話したように、8月15日のJ1リーグ第24節徳島戦は、7月と8月の公式戦で唯一のカシマスタジアムでの一戦となる。それだけに、「ホームのみなさんの前で勝ちをつかむことができればと思っています」と、指揮官は本拠地での勝利を目指す。

 相馬監督にとって、徳島との対戦は特別なものだろう。「僕の中ではやはり、徳島とのあの試合からスタートしました」と言うように、4月17日の前回対戦が監督就任後の初陣となったからだ。「そこでサポーターのみなさんに“この地から”という言葉をいただきました。(次戦は)もう一度、初心を思い出すようなゲームにしたい」と、4カ月後の再戦を前にその試合を振り返る。

「今、我々は連勝している状況ではありますが、ただし、決して望んだポジションにいるわけではありません。より上に向かって、目の前の相手に全力を出し尽くす。そんな試合をして、もう一度、新たにスタートできればと思っています。簡単なゲームには絶対にならないと思っていますが、この1試合に集中して臨み、そして戦い抜き、ホームで喜びをみんなで分かち合えるようにしたいです」

 さらに連勝を伸ばして上位陣に迫っていくため、カシマスタジアムのサポーターの前で勝利に向かって邁進する。