8月7日、鹿島アントラーズの三竿健斗が練習後のオンライン取材に応じた。チームは9日に約2週間ぶりとなるJ1リーグの第23節湘南ベルマーレ戦を戦う。東京五輪によるリーグ戦中断明けの一戦で、勢いに乗るべく勝利をつかみたいところだ。

上写真=オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの三竿健斗(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「僕自身もすごくコンディションがいい」

 7月24日のJ1リーグ第2節(延期試合)G大阪戦以来、約2週間ぶりの公式戦に臨む。8月9日に行なわれる湘南との一戦を前に、三竿健斗は「リーグ戦での連勝を伸ばしたい。上に行くためには連勝することが必要です。勝ち続けることだったり、できていることをやり続けることがすごく難しいので、チームとして達成したい」と、現時点の6位からさらなる上位進出に向けて勝利を目指すことを強調した。

 リーグ戦中断期間には東京五輪の試合も見ていたという。日本代表はもちろんのこと、「スペインも注目して見ていた」と明かし、「全員の選手の立ち位置がすごくいいなと思っています。守備側の(相手)チームとしては地獄のように長い試合だったんじゃないかなと。(スペインは)あれだけ狭いところにスパンとパスを入れたり、イージーなミスもなく、見ている側としてはすごく楽しかった。僕も刺激を受けて自分のプレーに生かせる部分もたくさんあったし、すごく学べるものがあった」と、五輪出場選手のプレーも吸収した。

「(中断期間に)たくさん練習できて、僕自身も今はすごくコンディションがいい。練習でやってきたことを試合で発揮するのがすごく楽しみです」と充実した表情ものぞかせる。湘南は「毎年、カウンターも含めて前に出る圧力が特長としてあるチーム」と警戒するが、「いかに自分たちが相手に対してコンパクトにプレスをかけられるかというのが一つ大事。前線と最終ラインが間延びしてしまうとセカンドボールを拾えなかったり、相手に走るスペースを与えてしまうので、(チーム全体を)コンパクトに保つことがカギになる」と勝ち点3獲得に向けて勝機を見いだす。

「とにかく、やってきたことを全部ぶつけたいです」

 8月からの戦いで上昇気流に乗っていくために、まずは湘南から勝利を挙げるために全力で立ち向かう。