FC東京のGK波多野豪が19日、セレッソ大阪戦(21日・J1第21節)を前にオンライン取材に応じた。リーグ戦では5試合連続無失点を続けているが、次戦も自分の力とチームメイトを信じて、ゴールにカギをかけると誓った。

上写真=C大阪に向けて集中したトレーニングができていると語った波多野豪(写真提供◎FC東京)

W杯を目指してプレーしていきたい

 FC東京は目下、リーグ戦で5試合連続無失点を続けている。5月30日の広島戦から7月11日の湘南戦までクリーンシートを実現したチームで、いずれも最後の砦となり、ゴールにカギをかけているのが波多野豪だ。

 集中したプレーで堅守に貢献しているが、GKに求められる安定感もここに来て格段と増しているように映る。守備陣と信頼関係が築かれ、ユニットの中心として機能していることがうかがえる。「去年の途中から試合に出させてもらえますけど、少しずつですが信頼してもらえていると思います。僕もみなさん(チームメイト)のことを信頼していますし、さらに信頼してもらってプレーできるように。味方を信じながら、自分も信じながらプレーしていって、もっともっとFC東京がいい順位にいけるように頑張りたい」と本人も、その関係性の深まりを実感している様子だ。

 19年シーズンに2位に躍進し、昨季ルヴァンカップを制したチームは、守備力大きな武器だった。その点で今季の序盤は安定性を欠き、チーム力を継続的に発揮することが難しくなっていた。しかし、シーズンの折り返しを迎え、ようやく本来の姿を取り戻しつつある。チーム全体で素早い切り替えや球際の勝負に果敢に挑む姿勢が徹底されるとともに、最終ラインとGKによるユニットの落ち着きも見られるようになってきた。

 6試合連続無失点がかかる次節のC大阪戦について波多野は「相手には個で打開できる選手もいるので」と警戒しつつ、要注意人物としてアカデミー時代から知る坂元達裕とトップチームに上がってからともにプレーした大久保嘉人の名前を挙げた。チームは現在7位。上位陣の消化試合数にバラつきはあるものの、勝てば、トップ5も見えてくる。

 まもなく開幕する東京五輪のメンバー外となり、悔しさも味わった。だが、「ずっと悔しい思いだけを持っていても、それだけでは成長できない。次に切り替えていかなければ」と話し、「代表活動で言えば、ワールドカップもあります。そこ目指しながらプレーしていきたい」と本人はA代表、そしてワールドカップ出場という目標を胸に抱き、すでに力強く踏み出している。むろん、そのために重要なのは、日々のプレーだ。波多野自身も何をすべきか心得る。重要なのは、FC東京でしっかり結果を残すこと。

 勝利を求めて、波多野はC大阪戦に臨む。