川崎フロンターレは7月19日、選手1名が新型コロナウイルス陽性診断を受けたと発表した。濃厚接触者は1名で、対象者は隔離中。チームはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったウズベキスタンから12日に帰国、以降14日間は宿泊場所と練習場・試合会場以外の外出を禁止されている。

上写真=川崎フロンターレから選手1名が新型コロナウイルス陽性診断(写真◎J.LEAGUE)

7月19日に活動は再開

 選手1名は7月17日に発熱を訴えてPCR検査を実施して、新型コロナウイルスの陽性判定、19日には医療機関での検査および診察を行い、陽性診断を受けた。当該選手は医療機関の指示により医療機関施設に隔離されており、保健所からクラブ内の濃厚接触者とされた1名も隔離されている。

 ACLを行ったウズベキスタンから12日に帰国し、27日までの2週間は隔離された宿泊施設、練習場で活動中。すでにスタッフ2名が陽性診断を受けていた。17日に新たな陽性診断を受けて活動を停止していたが、19日のPCR検査で陰性診断を受けてチーム活動を再開、抗原定性検査を毎日実施し、陰性を確認する。

 21日には天皇杯3回戦のジェフユナイテッド千葉戦を控えているが、当該選手を除き開催。ガイドラインに基づいて、当日朝の抗原定性検査および試合前のオンサイト検査で陰性を得た者のみエントリー可能となる。

〈経過〉
7月10日(土) ウズベキスタン出国前PCR検査:全員陰性判定
7月12日(月) チャーター便(ガンバ大阪と同乗)でウズベキスタンより日本へ出発
7月12日(月) 日本へ帰国、空港でのPCR検査
        ⇒全員陰性 宿泊先へ専用車両で移動
7月13日(火) 入国後抗原定性検査(1日目)
        ⇒全員陰性判定。チーム活動開始。宿泊先へ専用車両で移動
7月14日(水) 入国後抗原定性検査(2日目):
        ⇒全員陰性判定。
        同日、ガンバ大阪の陽性診断の連絡を受け、クラブ独自でPCR検査を実施
        ⇒【スタッフA、Bの2名】が陽性判定。
7月15日(木) 入国後抗原定性検査(3日目)、Jリーグ公式PCR検査、クラブ独自のPCR検査を実施
        ⇒【スタッフA、Bの2名】以外の選手・スタッフ全員陰性判定。
        ⇒【スタッフA、Bの2名】がチームを離れ、医療機関施設で隔離
7月16日(金) 入国後抗原定性検査(4日目)、クラブ独自のPCR検査を実施。
        ⇒選手・スタッフ全員陰性判定。
        ⇒15日(木)実施のJリーグ公式PCR検査、選手・スタッフの全員陰性判定
        ⇒保健所よりクラブ内の濃厚接触者は無しとの見解
        トレーニング再開
7月17日(土) 入国後抗原定性検査(5日目)、クラブ独自のPCR検査を実施。
        ⇒選手・スタッフ全員陰性判定。
        Jリーグ公式オンサイト検査実施
        ⇒対象選手・スタッフ全員陰性判定
        18:30 明治安田J1第18節vs清水エスパルス
        21:00頃 【選手A】から37.4℃の発熱を訴えがあり、急遽、抗原定性検査、PCR検査を実施
        ⇒【選手A】の陽性判定
7月18日(日) 入国後抗原定性検査(6日目)、PCR検査を実施
    ⇒【選手A】以外、選手・スタッフ全員陰性判定。
        すべての活動を停止、宿泊施設内の部屋で待機
7月19日(月) 入国後抗原定性検査(7日目)、PCR検査を実施
        ⇒【選手A】以外、選手・スタッフ全員陰性判定。
        ⇒【選手A】がチームを離れ、医療機関施設で隔離
        ⇒保健所よりクラブ内の濃厚接触者は1名との見解。
        チーム活動(トレーニング)再開