ガンバ大阪の松波正信監督と昌子源が6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第5節、タンピネス・ローバース戦(日本時間7日・23時)の前日会見に出席した。G大阪は現在、グループHで首位の全北現代と勝ち点4差の2位につける。
上写真=前日会見に出席した昌子源(左)と松波正信監督(写真提供◎ガンバ大阪)
首位全北現代と勝ち点4差
前節、引き分けたことでG大阪は土俵際まで追い込まれてしまった。現時点で首位・全北現代とは勝ち点4差。残り2戦に勝利しても、第5節で全北現代がチェンライに勝利すると、勝ち点は届かない。
難しい状況を迎えているが、松波監督は「勝ち点差が全北と開き、厳しい状況というのはもちろん現実的には分かります。ただ、われわれは目の前の試合に勝って、少しでも可能性があるのであればそこに向けてやっていく。それが残り2試合で果たすべき使命だと思っています」と語った。
第2節で引き分けているように、全北現代と大きな実力差があったとは思えない。ただ、首位チームがしっかり勝ち切って勝ち点を重ねたのに対し、G大阪は勝ち切るという点、つまりは勝負強さを発揮することができなかった。3節と4節でチェンライに引き分けことが、重くのしかかっている。
「2試合引き分けたのは非常に残念な結果でした。ただ残り2試合、可能性は残っていると思っています。予選突破を考えると第5節のゲームは絶対に落とせない。しっかり戦っていきたい」
松波監督もその点は認めたが、最後まであきらめずに可能性がある限り、勝利を目指していくと話す。前日会見に出席した昌子源も同様に「残り2試合ありますけど、目の前の試合に集中して必ず3ポイント取りたいと思います」と残りの試合に集中するしかないと語った。
グループステージ敗退の危機に瀕している中で、臨むタンピネス戦。まずは第5節に勝ち切り、G大阪は天命を待つーー。