7月6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第5節が行なわれ、グループJのセレッソ大阪は広州FC(中国)と対戦。前半から得点を重ねて今大会最多の5得点で大勝、グループステージ突破に前進した。

上写真=前半に加藤のゴールで先制したC大阪が計5得点を挙げた(写真◎2021 Asian Football Confederation)

■2021年7月6日 ACL・J組GS第5節(@ブリーラム・スタジアム/無観客)
C大阪 5-0 広州FC
得点:(C)加藤陸次樹2、松本泰志2、チアゴ
    (広)なし

・C大阪メンバー◎GKダン・バン・ラム、DF喜田陽、瀬古歩夢、西尾隆矢(HT:チアゴ)、小池裕太、MF藤田直之、松本泰志、松田力、高木俊幸(75分:丸橋祐介)、FW加藤陸次樹、山田寛人
 ※実際のポジションで表記

・広州FCメンバー◎GKジャン・ジエンツィ、DFジャオ・ウェンジェ(75分:ジャン・ジーハオ)、ワン・ウェンシュアン、チェン・リジン、ワン・ティアンキン、MFジャン・ジーリー(58分:ラオ・チェン)、リ・ジャハオ(68分:ルー・シーハオ)、ルアン・サイ、リャオ・ジンタオ(58分:ヤン・ドゥージャン)、ファン・ヘンボー、FWヘー・シャオリン(HT:ファン・カイジョウ)
 ※実際のポジションで表記

後半にたたみかけて大勝

 C大阪はポートFC(タイ)を3-0で下した前節から先発を大幅に入れ替え、ダン・バン・ラム、松田力、山田が今大会初先発という顔ぶれ。それでも第1節で対戦したときと同様に、立ち上がりから広州FCをボール支配率で圧倒したが、なかなか先制できなかった。

 8分に高木の左からのセンタリングを松田力がヘッドで合わせたが、クロスバーに当たって決まらず。その後もチャンスを量産したものの、27分に高木のセンタリングを山田がニアサイドで合わせたシュートは右に外れ、29分には藤田のパスを加藤がつなぎ、最後は松田力がエリア内からフリーで狙ったが、大きく上に外してしまう。

 しかし飲水タイムが明けた33分、ようやくスコアを動かす。松田の右からのセンタリングを、ニアサイドに飛び込んだ加藤がスライディングしながら右足で合わせ、ニアサイドを破って先制した。

 2-0で勝った第1節でも15分に先制した後、2点目は69分と少し時間がかかったが、今回は早かった。53分、相手のFKを防いだところから一気にカウンターで攻め込み、小池の左からのセンタリングを松本が左足で合わせ、ネットを揺らした。

 さらに67分、小池の左CKをチアゴがヘッドで合わせて3点目。72分にはエリア内に飛び出してパスを受けた松本が、松田のパスからこの日2点目を決めて勝利を決定付けた。

 その後にC大阪はミスから決定機を与えた場面もあったが、相手のシュートミスもあって失点には至らず、後半アディショナルタイムには加藤がこの日2点目。今大会最多の5得点で大勝し、勝ち点を13に伸ばしてグループステージ突破に前進した。