セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)への意気込みを語った。6月30日のグループステージ第3戦に向けて、コンディショニングへの考えなどについてコメントしている。

上写真=坂元とともに前日会見で意気込みを語ったクルピ監督(写真◎CEREZO OSAKA)

「勝利を収めることだけを考えて」

「一番大事なのは選手のコンディショニング。試合に出ている選手はしっかり休み、出ていない選手はコンディションを維持することを重点的に考えながらやっている」

 前日会見の冒頭で、クルピ監督は選手の体調管理への配慮を口にした。今回のグループステージはタイでの集中開催で行なわれており、中2日での6連戦という過密日程。6月24日に広州FC(中国)、27日に傑志(香港)と対戦して連勝スタートを切ったが、30日のポートFC(タイ)戦の後も、7月3日に再びポートFC戦、6日に広州FC戦、9日に傑志戦と戦いは続く。

 グループステージを突破できるのは、各グループの1位と、2位の上位3チーム。ポートFCに勝って3連勝とすれば首位通過が近づくのでは、との質問に、指揮官は「とにかく1試合1試合、勝利を目指して戦う。その繰り返しになる」とコメント。ポートFCについて「タイのサッカー界を象徴しているようなチーム」と評し、「明日も拮抗した試合になると思うが、勝利を収めることだけを考えて臨みたい」と力強く語った。
 
 キックオフは第1戦と同じ現地時間17時(日本時間19時)で、蒸し暑い中での戦いが予想される。それでも「気温の影響がないわけではないと思うけれど、条件は両チーム同じ」というクルピ監督は、「地元のタイのチームなので、不利な部分はあるかもしれないが、日本の夏も蒸し暑い。選手たちもタイに来て1週間以上がたち、2試合こなしているので、タイの暑さにも慣れてきたのではないか」と選手たちの適応力に期待を寄せた。
 
 さらに「スタッフもコンディショニングに気を配っている。暑さに関係なく、明日は良い試合ができるのではないかと思う」と期待を込めた。第1戦と第2戦では先発を1人入れ替えただけだったが、今回はどのような顔ぶれを送り込むのか注目だ。