セレッソ大阪MF坂元達裕が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3戦の前日会見に出席した。海外クラブとの対戦が続くことによる経験の蓄積や、中2日の連戦を戦う心構えなどについて語っている。

上写真=笑顔も見せながら第3戦に向けて調整を進める坂元(写真◎CEREZO OSAKA)

「疲労感がゼロではない」

 C大阪は6月24日の初戦で広州FC(中国)を2-0で下し、27日の第2戦では傑志(香港)に2-1で逆転勝利。30日の第3戦では3連勝を懸けて、ポートFC(タイ)と対戦する。
 
 坂元はこれまでを振り返って「毎試合チームが違うと、特徴も違う。自分たちの良い部分を、どれだけ出せるかを意識している」とコメント。6月シリーズでデビューを果たした日本代表に続き、海外のチームと対戦していることについて「自分は今年になるまで代表の経験も全くなく、海外のチームと対戦する機会もあまりなかった。代表やこの大会で、いろいろな経験ができているのは、非常に大きなことだと思うし、自信にもなる」と語った。
 
 ここまで2試合とも先発出場し、初戦は81分までプレーして、第2戦はフル出場。得点こそないものの、左サイドでの鋭い切り返しからの突破で何度も相手を翻ろうしている。第2戦ではその形で2人をかわし、センタリングをGKがはじいたところを、FWアダム・タガートが押し込んで追い付いた。それでも「もっといろいろな国のチームに通用するプレーをしていかなければいけない」と言うように、より高いレベルを追い求めている。
 
 今回のグループステージはタイでの集中開催となったため、中2日の連戦でコンディションも気になるところだが、「もちろん疲労感がゼロというわけではないけど、中2日でも戦い抜いていく力が必要になると思う」と力強く語る。「コンディションが100パーセントではなくても、どれだけ自分の力を出していけるかが、この大会でも大事なこと。しっかりと回復しながら、戦い抜いていかなければいけない」と続け、3連勝と、その先に見えてくるグループステージ突破への決意を新たにしていた。