AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージを戦っている川崎フロンターレ。初戦は韓国の大邸FCに苦しみながら逆転勝利を収めたが、次の相手は中国の北京FC。若手中心とされるこの相手にも、鬼木達監督はただ勝利あるのみと見据えている。

上写真=北京FC戦の前日会見で、鬼木達監督(右)と小林悠(写真提供◎川崎フロンターレ)

初戦勝利は「大きな1勝だった」

 川崎フロンターレの鬼木達監督が届けるメッセージはシンプルだ。

「第2戦も勝利以外考えていません」

 6月26日のグループI初戦で大邸FCに2度先行されながら、最終的に逆転して3-2で勝利。苦しみながらもしっかりと勝ちきった。この勢いをさらに高めるために重要なのが、中2日で迎える第2戦。若手中心で登場することが予想される北京FCと戦う。

「簡単なゲームではないと思っています。しっかりと自分たちのサッカーをやるということと、中2日で多くの試合をやっていかなければいけないので、全員の力で、総合力で戦っていきたいと思っています」

 北京FCが経験の浅い若いチームだから与しやすいかと言えば、そうでもない。それがサッカーの不思議なところでもある。初戦はユナイテッドシティ(フィリピン)と1-1で引き分けている。

「若さだったり、アグレッシブさを出してくると思いますので、そういうところでも自分たちがしっかり上回れるように、チームとして良い準備をしたいなと思います」

 今大会は中2日で6試合を一気に戦うし、対戦相手の情報が多いわけではない。初戦に勝ったからといって安心はできない。

「戦いやすいということはないです。ただ大きな1勝だったと思っています。どの相手もどういうメンバーで来るかも分かりませんし、とにかく一戦一戦、自分たちの試合をすること、そして相手の戦いに対応していくことが大事だと思います」

 2連勝で一気に波に乗ることはできるか。同じく会見に登場した小林悠も「鬼木監督が話したように、1試合目でしっかり勝利することができたので、その勢いをもって2試合目もしっかり勝利ができるように、良い準備をしていきたいと思います」と待ち望む。

 北京FC対川崎Fの一戦は、日本時間30日深夜1時キックオフだ。