6月16日、第101回天皇杯2回戦が茨城県のケーズデンキスタジアム水戸で開催され、鹿島アントラーズはY.S.C.C.横浜と対戦。前半からゴールラッシュを見せ、遠藤康とエヴェラウドの2点と松村優太のゴール、そして上田綺世がハットトリックを達成し、大勝した。

上写真=後半からの出場でハットトリックを達成したU-24日本代表の上田綺世(写真◎サッカーマガジン)

■2021年6月16日 天皇杯2回戦(@Ksスタ/観衆2,458人)
鹿島 8-1 YS横浜
得点:(鹿)遠藤康2、エヴェラウド2、松村優太、上田綺世3
   (横)オニエ・オゴチュクウ

右から、左から、背後から。「どれもワンタッチゴール」

 天皇杯の初戦となる2回戦のYS横浜戦に臨んだ鹿島は、前半から遠藤康、エヴェラウド、松村優太が次々とゴールを奪った。すると、ハーフタイムに荒木遼太郎と代わってピッチに入った上田綺世も「スタートから出た選手が追い風を吹かせてくれたので、それにうまく乗れました」と後に続いた。

 まずは52分、右サイドを突破した松村からグラウンダーのクロスを受けると、左足で巧みにゴールへと流し込んだ。次は70分、左サイドの遠藤からのクロスに右足で合わせ、2点目。そして78分にはアルトゥール・カイキのスルーパスから右足でゴールネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

「どれもワンタッチゴールでした。いいパスをもらえたから(ゴールを)取れたと思います」

 東京五輪に向けて活動するU-24日本代表でも、6月5日のU-24ガーナ代表戦、12日のジャマイカA代表戦と連続ゴールを奪った。鹿島に戻ってきてからもすぐに結果を残し、相馬直樹監督も「ストライカーとして、さすが」と発言。常にゴールへ向かう背番号18のストライカーは、これからも勝利を目指して走り続ける。

取材◎サッカーマガジン編集部