横浜FCが5月25日、トップチーム所属選手1名が新型コロナウイルス感染症で陽性判定を受けたことを発表した。ほかに陽性判定を受けたトップチームの選手・スタッフはおらず、26日に予定されている明治安田生命J1リーグ第16節アビスパ福岡戦は当該選手を除いて開催する。

上写真=5月26日の福岡戦は予定通り開催される(写真◎J.LEAGUE)

当該選手1名以外は陰性を確認

 横浜FCが5月25日に発表した、トップチーム選手1名の新型コロナウイルス陽性。当該選手の経過については、以下のように明らかにされている。

5月17日(月) チーム活動参加(体温 36.1°C)
5月18日(火) 朝から咽頭痛(体温 36.5°C)、夕方から発熱(体温 39.0°C)、抗原検査実施→結果:陰性
5月19日(水) PCR検査実施(体温 朝 37.1°C、夜 36.7°C)→結果:陰性
5月20日(木) 自宅待機(体温 36.3°C)
5月21日(金) チーム活動参加(体温 36.2°C)
5月22日(土) チーム活動参加(体温 36.1°C)
5月23日(日) オフ・自宅待機(体温 36.1°C)
5月24日(月) チーム活動参加(体温 36.5°C)
5月25日(火) 朝から味覚・嗅覚の異常を訴え抗原検査を実施(体温 36.9°C)→結果:陽性、PCR 検査を実施→結果:陽性

 上記のように、当該選手は5月18日に発熱と体調不良を訴え、チームで抗原検査を実施したところ陰性で、翌19日に新型コロナウイルス感染症のPCR検査でも陰性、その後、回復したために21日からチーム活動に合流していた。25日朝に味覚・嗅覚の異常を訴えたために再度PCR検査を受けたところ、 陽性判定となった。

 これに伴い、25日午後にチームで抗原検査を実施し、当該1名を除くトップチーム選手・スタッフ全員が陰性判定となった。誰も体調不良や発熱などの症状を訴えておらず、保健所も濃厚接触者はなしとの見解を下したという。

 このため、Jリーグのプロトコルに則って、26日のJ1第16節アビスパ福岡戦は、当該選手1名を除き予定通り開催することになった。ただ、試合当日にJリーグの規約等に基づきオンサイト検査を実施し、これまで定めていたエントリー可能な要件に加え、 オンサイト検査で陰性判定を得た選手・スタッフのみが当日の試合にエントリー可能となる。