5月24日、鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカが練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーでのサガン鳥栖戦に敗れ、J1リーグの連勝は「4」で止まった。だが、連戦は終わらない。再び勝ち点3を狙い、26日に第16節セレッソ大阪戦に臨む。

上写真=5月24日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「本当に負けるのが大嫌い」

 4月に相馬直樹監督体制になってから、鹿島は初めて敗れた。5月22日に行なわれたJ1リーグ前節の鳥栖戦では1-2と逆転負け。その前のルヴァンカップ第6節札幌戦から中2日でのアウェー連戦を強いられる中、前半に先制点を奪うも、後半に失速して今季5敗目を喫した。78分から途中出場したディエゴ・ピトゥカも「リーグ戦、ルヴァンカップと調子を上げてきたところで負けてしまったので、非常に悔しい」と、チーム合流後初黒星の悔しさをかみ締めた。

「まだ100パーセントの状態ではない」というディエゴ・ピトゥカは、5月5日のルヴァンカップ第5節福岡戦、12日のJ1リーグ第21節名古屋戦、19日のルヴァンカップ第6節札幌戦と、ここまで水曜の試合に先発出場している。「100パーセントの状態に到達するためには、試合数(をこなすこと)が必要」と話すように、連戦の中で先発と途中出場を繰り返し、状態を徐々に上げている状況だ。

 ただし、「練習をしっかりとやって、監督にいつでも使われるように準備をちゃんとしておこうという意識を持って取り組んでいる」と、その都度最善の準備を怠ることはない。そして次の水曜日(26日)にも、前節から中3日でC大阪との一戦が待ち受ける。ホームで連敗を阻止し、その次の首位川崎F戦へ弾みをつけるためにも、重要な試合となるだろう。「本当に負けるのが大嫌い」というディエゴ・ピトゥカもC大阪戦に向けて闘志を燃やす。

「水曜日にはもう試合があるので、そちらにフォーカスして頑張っていきたい。アウェーで失った勝ち点3を、ホームのサポーターの後押しの中でしっかりと取り返すことができればと思っています」

 カシマスタジアムのピッチ上で試合を支配する21番の司令塔が、その能力を存分に発揮してチームを勝利に導く。