柏レイソルのDF大南拓磨が、15日のFC東京戦を前にオンラインで取材に応じた。チームは現在2連敗中だが、相手は5連敗中。互いに負けられない試合に向けて、チームの修正点と浮上のポイントについて語った。

上写真=連敗ストップへ強い思いを語った大南拓磨(写真◎KASHIWA REYSOL)

ルヴァンカップ決勝の借りも返したい

 チームはリーグ戦で4月中旬から3連勝したあと、5月に入り2連敗。調子をつかみかけて再び苦しい状況に陥っている。大南は3連勝の初戦となったガンバ大阪戦に先発フル出場して勝利に貢献したあと、続く2試合は出場しなかったが、5月1日の仙台戦で復帰。しかし連勝を継続することができず、その仙台戦、福岡戦と連敗を味わうことになった。

「自分たちの流れの時に失点してしまっている。その流れのままいければ、得点できそうなのに、自分たちでそのリズムを壊してしまっているケースが多い」

 改善すべき点としてまず「守備の面」を挙げた。「同じような失点が多いので、もっと話し合いながら修正していかなければいけない」。さらに攻撃についても「単調な攻撃が多くなりがちなので、もう一度やり直したり(組み立て直したり)、みんながいろいろなアイデアを出していけばと感じます」と修正ポイントを指摘する。

「後ろの選手が一番見えているので、チーム全体を落ち着かせることや、後ろから守備も攻撃も発信していかなければいけない。そこが自分たちの課題。自分たち(後ろの選手)で落ち着かせて試合をコントロールできるようににならなければいけないと思っています」

 課題をしっかり意識し、トレーニングで修正に取り組んできた。今回は久しぶりに次戦までの間隔が1週間、空いた。柏には4月に合流した外国籍選手が多いが、積極的にコミュニケーションを取って、連係を深めることができたという。その点でも、この時間を有効に使うことができた。

 次戦の相手は、FC東京だ。現在5連敗中と苦しい状況にあるものの、「相手も今は勝てていない状況で死に物狂いでくると思います。僕らも、ここで勝った方が上昇気流に乗っていけると思うので、絶対に負けられないし、ルヴァンカップ決勝の借りも返したい」と、大南は意気込む。柏にとっても、重要なゲームだ。

 FC東京は現在13位。そして柏は15位。勝ち点は2ポイント差。勝てば、柏が上にいくーー。