写真◎KASHIMA ANTLERS
5月8日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。直近では5日にルヴァンカップ第5節アビスパ福岡戦を戦い、引き分けてプレーオフステージ進出を決めた。9日のJ1リーグ第13節FC東京戦ではホームで2試合ぶりの勝利を奪いにいく。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
相手は4連敗中でも「いい準備をしていると感じる」
5月9日の一戦は、好対照な2チームの対決と言えるかもしれない。相馬直樹監督体制となってから負けなしの鹿島と、リーグ戦では4連敗中のFC東京。ただ、鹿島の指揮官は「当然、4連敗中だから我々が有利だとか、そんなことはまったくありません」と話す。むしろ、「相手(FC東京)もいい準備をしていると感じます」と、直前のルヴァンカップ神戸戦からFC東京の復調ぶりを感じている。
FC東京は長谷川健太監督の下で昨季のルヴァンカップを制すなど、確かな実力を備える相手だ。それだけに、「我々が100パーセント以上の力を持って戦いに入ること。それが一番大事になります」と、相馬監督は9日の試合に向けて意気込む。
ただし、勝利を目指す上でやるべきことは変わらない。相馬監督は「どのゲームも同じですが、やはり先制点は一つの大きなポイントになるでしょう。相手に与えないこともそうですが、やはり取りに行く」と、先制点の重要性を語る。そして、「我々はホームですし、そのエネルギーを出せるかが大事です」と、カシマスタジアムのサポーターの後押しを受けて勝利を目指す。
「どの試合も勝ち点3しか取れませんので、目の前にある勝ち点3にフォーカスしてやっていく。終わってしまったら取り戻すことはできないし、相手に与えてしまったら取り返すこともできません。この先も連戦ですが、今もすでに連戦中なので、その中でまずは明日のゲームで(チーム力の)最大値を出せるように準備していきます」
同じ勝ち点15で並ぶ相手との直接対決。上位浮上への足掛かりとするためにも、鹿島にとって重要な一戦となる。