名古屋グランパスのDF木本恭生が、古巣セレッソ大阪戦を前にオンラインで取材に応じた。明日8日、ホームの豊田スタジアムで迎え撃つ(15時キックオフ)。勝利のために持てる力を出し尽くすと誓った。

上写真=今季加入した木本恭生は明日8日、古巣セレッソ大阪戦に臨む(写真◎J.LEAGUE)

選手の特徴は分かっています

 柿谷曜一朗とともに、明日8日に古巣と対戦するのが今季、セレッソ大阪から名古屋グランパスに加入した木本恭生だ。福岡大時代にアビスパ福岡の特別指定選手だったものの、出場機会はなく、プロ入り後初めてセレッソと対峙することになる。

「多少は意識しますけど、それよりもチームが勝利するために、全力でプレーしたいと思います」

 スタンスはもちろん、気持ちも決まっている。今はバーバリアンレッドをその身にまとう名古屋の選手。真っ向からC大阪を迎え撃つだけだ。

「監督が代わり、去年とは違うサッカーをしていますが、個人の部分では変わっていないので、選手の特徴であったり得意なプレー、嫌な部分については分かってところもあります。逆に言えば僕の特徴やウィークポイントも知られているのですが。色々な面を考えないといけないと思っています」

 強みと弱みを互いに知る選手が多い相手との対戦でポイントとすべきものは何なのか。木本は言った。

「今年の名古屋のサッカーはチームでやる、組織を重視するサッカー。個人よりもチームに合わせて、戦いたいと思います」

 川崎フロンターレとの連戦の第1戦に出場し、0-4の完敗を経験。第2戦はベンチで見守ることになったが、「期待に応えるプレーができなかった」とその胸に悔しい思いが残る。「2戦目を見てチームの状態は悪くないと思うので、そこに入っていけたら」。名古屋の特徴を出し切ること。そのために全力を注ぐこと。木本に迷いはない。リバウンドメンタリティーをピッチの上でしっかり発揮すると誓う。

 名古屋に加入してボールへチャンレンジすることを学んだと話した木本。進化した姿を示し、勝利をつかむべく、明日、豊田スタジアムのピッチに立つーー。